2007-06-14

NC:英国国教会のソニーゲーム抗議 高まる著作権意識 

英国国教会のソニーゲーム抗議 高まる著作権意識 「不当表現は名誉棄損も」
2007年6月12日読売新聞朝刊
概要:
英マンチェスター大聖堂の内部の様子を再現し、ゲームの戦闘場面に使ったソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のゲームソフトが、英国国教会から「大聖堂を侮辱した」などと指摘され、ソニーが謝罪やソフトの販売停止を求められた。
世界的に肖像権や著作権などに関する意識が高まっており、今後はソフト開発の上でもこうした点へのより一層の留意が求められることになりそう。
感想:
このニュース自体は著作権について議論しているものだとは個人的には思ってないのですが、個人的に注目したいのは世界的に著作権意識が高まっているということ、それによる一種過剰反応ととってもおかしくない現象が見られるということ。
今回の件もSCEは内部の法務部門のチェック、必要な使用許諾を取っているにもかかわらず、こうした指摘を受けている。
著作権を考える上で、こうした「権利者団体」の名誉を傷つけるものでないかというものは文化の発展への寄与を目的とする著作権法を考える上でも留意しなければいけない点であり、そのあたりのバランス感覚が必要なのだなと改めて感じました。
論点:
・ゲームや出版といった分野における著作権処理部門はどの程度まで立ち入った判断をしているのか、詳しい方がいると思われるので聞いてみたい。
・「世界的な著作権意識の高まり」という近年の潮流にとって最も大きなインパクトをもつコンテンツなりプラットフォームとは何であると皆が考えているかを聞いてみたい。

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