2007-06-10

NC:定性調査の協力者ネット上で募集

定性調査の協力者ネット上で募集 (日経産業新聞6/4)

要約
「ネット調査のクロス・マーケティングは4日、座談会や会場テストで消費者の生の声を分析する『定性調査』の協力者をネットで募集できる専門サイト『座談会ジェーピー』を立ち上げ、ネット調査のリサーチパネルと共同で運営する。
利用企業は、年齢や性別、職種など属性を指定して対象者に告知でき、協力者をネット上で簡単に募ることが出来る。料金はシステム利用料やリスト作成料などを含め、6万~20万円。」


感想
「消費者の声を重視しています…」「消費者の声を形に…」といったことを、企業側が言っているのを以前からよく目にしたり耳にしていた。そして私はその度に半信半疑の気持ちに至っていた。
商品についている葉書や織り込まれるアンケートか…思い当たるものを考えると、その面倒さに、いわゆる「一般的な消費者の声」というのが本当に集っているのかが疑問に思えた。
しかし、ネット化により「消費者の声」というのが得やすくなってきたのだと思う。
それは、ここにきて、無印良品だったり、mixiと協力した化粧品だったりと、ネット上の意見を集約して商品開発に結びつける企業の動きが目立つことからも伺える。
消費者の声を得やすい環境が整ってきた以上、それを積極的に利用する企業と、そうでない企業とで大きな差が生じることになるだろう。
「リサーチ対象の意見」しかも「偏りのない意見」を、多く、素早く 集められるか否かが勝敗に繋がると考える。


議論したいポイント
・リサーチ会社の抱える会員以外からも、ネット上の消費者の声を集めることができるか?
・それと関連して、ブログ検索の意義とメリット・デメリットについて。

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