2010年NTT解体 を読んで
感想
竹中平蔵氏が抵抗に負けることなく既存の体制を切り崩していくところが気持ちよかった。大きな部分は政治が動かしていることを感じ、政治も面白そうだなと思った。
日本はいいインフラを持っているのに、それを活かしきれない体制が根付いてしまっている。これはNTTに限らず、いろんなところにある問題だと思う。競争しようとしている人がいい競争ができる環境を整えていかなければいけないと思った。
NGNについては期待できるものだと思う。そんなに奇抜なアイデアはそうすぐにはでてこないだろう。しかし、IP化が普及すれば電話の料金は確実にさがるわけだし、テレビ電話も高品質になっていくことは間違いない。企業にとっても社内の内線電話を設置しやすくなる。もっとすばらしいアイデアが生まれるかもしれない。だからNGNは今考えられているサービスが浅いからといって躊躇せずに進めるべきだと思う。
いろいろ考えてみたけれど、やっぱり世界に向けて事業ができてないことは今後の成長にとって問題だと思う。国際規格についてはよくわからないが、なぜ世界の規格に合わせられないのか尋ねたい。
NTTを悪者のように言っているが、どうなのだろうか。一応NTTはNGNにおいて他者の参入を好意的に受け入れているようだ。やはりNTTの基盤の上ではおもしろいサービスができないのか? 独自にできるとしたらどんなことができるのだろうか。
光ファイバーの料金を690円にできるというユニバーサル回線会社について詳しく解説して欲しい。
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