2007-06-16

2010年NTT解体を読んで

2010年のNTTの解体の話が書いてあるかと思ったら、2006年の通信業界に関連する話でした。
竹中懇の話に始まり(菅谷先生や、村井先生、古川さんの名前が出てないのが、残念でしたが)、NTTの次世代通信網、そしてKDDIやソフトバンクの同行がよくまとまっていました。何より、表面の話だけでなく、その周りを取り囲む業界関係者の裏話的な内容が、ふんだんに盛り込まれていた点が面白かったです。特に竹中さんの、インタビューの最後の言葉「改革に対して~それは現状維持に過ぎません。」という部分に、改革を進める哲学のようなものを感じました。

いくつか質問したい点を列挙します。

1)孫社長は人生50年計画で、60歳までで仕事を引退することを明言しているが、その後もソフトバンクを引っ張っていける、強烈なカリスマをもった人物がいるのか?また、それは誰なのか?

2)ソフトバンクは全国6000万世帯に光ファイバーを提供する、ユニバーサルサービス回線会社をNTTに変わって、やると明言されてますが、NTTじゃ駄目な理由は?

3)また、6000万世帯に回線が引かれたら、ライフラインを提供する公益性の高い会社になると思いますが、具体的に公益性に関してはどのように考えていますか?

4)総務省の発表資料によると、2006年度末の時点で、ブロードバンドゼロ地域が、247万世帯残っていますが、2010年までにゼロになると思いますか?また、ならないとしたら、どうすればゼロになりますか?

5)ウイルコム等の、新しい事業者の携帯電話事業参入に関しては脅威を感じているのですか?

最後に、僕の家にホームアンテナを取り付けていただいて、ありがとうございました。ソフトバンク様の対応はかなり早かったですが、総務省の免許の交付に2ヶ月かかりました。早い方と言われましたが、庶民の視点からだと遅すぎです。

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