パラダイス鎖国
海部美知「パラダイス鎖国」を読んで、印象に残ったキーワードを5つあげます。
「厳しいぬるま湯」
「内なる黒船」
「試行錯誤」
「混沌」
「ゆるやかな開国」
この5つのキーワードはどれも、私自身への問いかけと組織の運営(私の場合は金ゼミ)への問いかけを喚起するものでした。
そして、どれもが私が創りたい金ゼミ像に当てはまりました。
試行錯誤を繰り返しながら、そこから生まれる創造性によって、混沌を抜け出せる力を持つ『内なる黒船』的存在を育成する=金ゼミ=厳しいぬるま湯
って感じかな。「ゆるやかな開国」は「外部発信」という意味では金ゼミのこれからの課題かなと感じています。
この春休み、自分のキャリア計画を考える時期であり、同時に金ゼミの運営をどうしようか考える時期だったので、このタイミングでこの本「パラダイス鎖国」に会えたことは自分自身のこれからにしろ、金ゼミの運営にしろ自信とモチベーションを与えてくれました。
その中でも、一番印象に残った言葉が「内なる黒船」です。
試行錯誤を繰り返す忍耐性と、「混沌」から抜け出すエネルギーと創造性を兼ね備えた人が「内なる黒船」として日本の「鎖国」的な産業構造や社会を変化させていける。
この著書から、日本こそ、その閉鎖的な特徴から「内なる黒船」を最も欲している国ではないかと感じました。また同時に、自分自身の将来像が「内なる黒船」的な存在と重なり、そのような存在になるには自分にはどう行動すればいいのか考えたいです。
この本を通して、金ゼミの組織のあり方についても考える機会がありました。
金ゼミ生は全員が「内なる黒船」になるポテンシャルを秘めていると確信しています。
金ゼミ自体が「内なる黒船」の多様性を許容する「厳しいぬるま湯」的な組織になればいい、というかそう創っていきたいと強く思います。
そうするには、どうすればいいか。自分なりに考えてみました。
1、流動的な社会と共に歩くには、情報収集を日々心掛ける
2、変化を恐れない。それに対応できる力を持つ
3、外部発信をする。外の世界との交流をする
4、海外を知り、自国を知る。海外での自国を考える(ブランド形成に繋がる)
5、混沌を恐れない
6、既存の概念に囚われない。多様性を許容する
・・・きっとまだまだあるのだろうけれども、今パッと思いつくのはこんな感じかな。
この6点は自分自身に言い聞かせたいこと、まだ行動に移せていないけれども実行したいことが多いので、この本との出会いを機に明日から一歩前進していけるように努めたいと思います。