2007-06-29

『電通グループのインタラクティブ領域における成長戦略』感想および疑問点

資料を読んだ感想

 資料を読んで、かなり早い時期から電通がネット広告に着手していることを知り、驚いた。既存の媒体に大きな影響力を持つ電通は、ネット広告をないがしろにしているイメージがあったからだ。
 電通はテレビCMを大幅に握っているために広告業界のトップでいられるという現状があるが、ネット広告ではGoogleなどの影響力も大きい。海外事業が弱いとされる日本の広告代理店が、国境の制約を受けないWebにおいて、どのような戦略を考えているのかにも興味がある。

疑問点および、議論したい点

  • 電通はネット広告において、どの程度の立ち位置にいるのか(GoogleやCyberAgent、博報堂やADKなどと比較して)。それを踏まえた上で、今後ネット広告戦略をどのように打ち出していくか(ほかの代理店との提携etc...)。
  • 「クロスメディア・サービスの展開による新しいメディアビジネスの開拓」(p.21)とあるが、「続きはWebで」やQRコードによるサイトへの誘導の他に、どのようなことを具体的に考えているのか。
  • スポンサーによっては、Webによる事業展開に消極的なところがあるように思うが、ネット広告市場の成長(p.3~4)によって、今後そうした意識は変化していくと考えるか。また電通はそうしたスポンサーに、どのようなプランを提示するのか。
  • ネット広告の海外戦略について、電通はどう考えているか。また、考えているとすれば、日本と海外で、ネット広告市場にどのような違いがあるのか(できればクリエイティブの視点…「ヒットする広告」の日本と海外での違い…についても伺いたい)。

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