2007-06-28

電通の資料を読んで

*感想
まず、『電通グループのインタラクティブ領域における成長戦略』の資料の4ページ目のインターネット広告市場のグラフを見て、モバイル広告の成長率が目に付きました。インターネット広告といえばWeb広告ばかり連想しがちですが、携帯電話でも高速ブロードバンド並みに通信できるようになり、携帯電話用のコンテンツの充実またはフルブラウザが搭載されるようになれば、よりモバイル広告市場はますます広がっていくものだと思います。また、料金定額制でその勢いは加速すると考えられます。「コミュニケーション・ビジネスの機会拡大」が起こるならば、コミュニケーションツールである携帯電話は絶大な力を持つのではないでしょうか。時に手紙(メール)の役割を果たし、時に電話の役割を果たし、インターネットやテレビまで備えるようになり、メディアでありながらインタラクティブ性を持ち、こんなに私たちの生活に密着しているのは携帯電話の強みです。でも、現在携帯電話を上手く活用できてないのではないかと思います。インターネット広告の延長線上というような位置づけをされている印象があります。PCと携帯電話の利用シーンが違うのだから当然違う手法で広告を打つべきだと思います。
また、ワンセグ放送のデータ通信についてですが、そもそも「テレビを見ている人」というのは受動的に見るということに慣れていて自分からワンクリックして情報を手に入れたいと思わないから伸びないのかなと思いました。インターネットが普及し、検索エンジンを使い自発的に情報を手に入れることができるようになり、また、自発的に手に入れなければいけなくなって、ガツガツした環境に疲れているのかなと思いました。「テレビぐらいゆっくり見させてくれよ」というような人が多いのかもしれないと。

*議論したい点
・データ放送が伸び悩んでいるのはなぜか。
・モバイル広告はインターネット広告の延長線上にとどまってるのはなぜか。

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