電通の資料を読んで
■感想
電通が早い時期からインターネットにインタラクティブな可能性を見出していた点に改めて驚きました。おそらく1997年のインターネットを活用した「インタラクティブ。ソリューションセンター」設立前から既に行動を開始していたのでしょう。その頃のインターネット広告費はどんなに急成長市場といえど60億円程度で、将来性があると判断し、企業全体の指針とするにはあまりに早い時期だと思います。それでも新市場に飛び込み、イニシアチブを取ろうとする企業の姿勢。どういった点で当時評価をしたのか非常に気になりますし、またおそらくこのビジネスモデルに対する敏感さが国際市場でも強い電通のブランドを維持するファクターなのではないでしょうか。
またインタラクティブメディア領域でのグループ企業の欄で気付いたのが、今後成長しそうな、あるいは今話題になっているビジネスモデルについてほとんど電通はサービスサポート企業などを介してもアプローチしているという点でした。「eコマース」「モバイル」「アフィリエイト」「ロングテール向け」などネットビジネスの主要な部分を網羅し、柔軟な対応ができるよう構えている印象を受けました。
■質問したいこと
・博報堂、特にDYメディアパートナーズは電通と同様、インターネット広告を中心とした新しいインタラクティブメディア領域の開発に取り組んでいるが、電通とDYメディアパートナーズとの違いは何なのか?(経営方針、企画過程)
・早期からインターネットの将来性を見出した、その根拠は?
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