2007-07-07

eyeVioの感想

*eyeVioを使ってみて

 eyeVioの存在は知っていましたが、サイトに行ったことも使ったこともなかったので、この機会に登録してみました。

 興味のあるジャンルを「音楽」「映画」「グルメ」で登録して、マイチャンネルで「グルメ」を選択して最初の衝撃を受けました。それは、「グルメ」を選択したはずなのに、外国の女の人が英語でどうやら「カナダの歯医者」について喋っているらしい映像でした。そしてさらに驚いたのが、ビリーズブートキャンプをテレビの前で実践している12分の映像でした。グルメと関係なさすぎて思わず「戻る」ボタンを押して、自分が「グルメ」を選択したのか確認してしまいました。

 そして次に訪れたのがランキング。とりあえず1位を見てみると、ロッククライミングする前の男の人が靴を穿く姿。登らずに終了。これが1位だったら2位以降は見ても仕方ないなと思ってしまいました。VAIOのバッテリーの付け方の5秒の動画が8位だったのにもコメントのしようがありませんでした。

 ここで重要なのは、私のように始めてeyeVioに訪れた人が一度「つまらない」と感じたら、もう二度と来ないということです。ある程度期間を置いて、「面白くなったかな」なんてわざわざチェックする暇人はいません。PCでの動画はテレビと違って、視聴者がわざわざ検索して積極的に見に来るわけです。テレビならつまらなくても番組を垂れ流しして、他の作業をしてればいいと思うけれど、PCの前に座っているのに、ただ黙ってつまらないものを見ているわけにはいかないからです。

 もし大衆には分かりにくい映像ならば、コミュニティのようなものを使って、限られた範囲内で動画を共有すれば、ニッチなファンは集まるのかなと思いました。例えば、ランキング1位だったロッククライミングの準備の映像も「ロッククライマー」のコミュニティーの人が見れば、「分かる!分かる!」となる内容だったのかもしれません。ビリーズブートキャンプの映像も「ビリーズブートキャンプ経験者」のコミュニティーの人が見れば、「この人なかなかやるな。」とかもっと興味が沸いたと思います。また、友達同士でしか分からない、内輪ネタなどもコミュニティ機能を上手く使えば楽しめるのではないかと思いました。

 動画投稿サイトとしてYouTubeが広く使われている以上、そこにコンテンツが既に蓄積されていて、人気のコンテンツも多いです。なので、YouTubeと同じ土俵で戦うのではなく、もっとニッチな市場に注目したサイトにすればいいと思います。mixiのようにコミュニティが自分たちで作れたりなどというSNS的要素を入れるといいと思いました。

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