2007-07-07

eyeVioの感想

来週のゼミではいつもと違い、ゲストのソニーの本間さんがプロデュースしている動画配信プラットフォーム「eyeVio」を題材にBusines Case Studyをします。内容としては各自が直接、eyebio(http://eyevio.jp/)を使用し、その可能性や課題、改善策等について考えてくるということです。

そこで普段youtubeもあまり見なければ動画も投稿したことない超超初心者の小川優子が、eyeVioについて誠に僭越ながら書かせていただきます。(もし単に私の技術不足やHPで見落とした部分があるなどで間違った事を書いていましたら、申し訳ありません)

まず現状のeyeVioについて、初歩的ユーザーの視点から段階にわけて書いてみます。

【使い始めの段階】・・・ユーザーの関心を引き込む上で重要なファーストコンタクトポイント
① 新規登録
内容:「24時間以内なら可能」であるはずなのに、16時に登録して23時(7時間後)にもう「期限切れ」で困った。期限切れの場合は、さらにもう一度登録しなおす必要があり、「とりあえず登録者数を増やしたいのかな??」と少々疑心暗鬼になってしまった。
解決策:技術の問題?ユーザーの手間を省くことを最優先にしないと、登録者数増えても実質的ユーザー(つまり投稿者)は増えなような気がする。

② 初期登録項目の「関心チャンネル」がトップページに反映されない
内容:関心チャンネルの項目を6つほどチェックしたのに、my pageには特に反映されず。
解決策:コンテンツを増やすしかない?

【トップページの段階】・・・ユーザーがサイトの価値や使いやすさを一瞬で判断するセカンドコンタクト
① コンテンツがわかりにくい
内容:雑多にジャンルわけせず乱立している
解決策:「eyeVioの使い方」「番組表」などと見やすく区分けする。Googleのように極端なほどにシンプル化したほうがいいのでは?

② コンテンツの内容がわかりにくい ~その1~
内容:たとえば、「東京ビジネスアイデアコンテスト」で、3つの番組がある。そのなかで最初の番組(一番左)をクリックして最初の動画をクリックしてみると、これがまっくらでさっぱりわからない。そのあとにすぐ「審査員」が出てきて、「あ、審査は終わったの?どんな作品があったの?」と疑問がわいたまま審査員の評価を聞く。ようやくその1つの番組がおわり、「戻る」をクリックし、中央の番組「eyeVio賞受賞者紹介」でようやくコンテンツの内容(審査員が評価していたもの)の概要がわかる。
解決策:内容の表示順番を変えるべき。

③ コンテンツの内容がわかりにくい ~その2~
内容:「チャンネルを見る」(たとえばecocolo)のタイトルと内容の不一致。ecocoloで「yoga」とくれば、その内容がわかると思いきや、結局は雑誌の宣伝でしかない。つまり「チャンネルを見る」ではなく「広告を見る」のである。ユーザーは「?」という気持ちで見つつ、最後は広告で終わる現状に不満足になる可能性あり。
解決策:「チャンネルを見る」のユーザー的定義の捉えなおしが必要。ユーザー(特にネットリテラシーがないユーザーも含め)にとっての定義をよく考えたほうがいい気がする。


【具体的な作業をする段階】・・・ユーザーが動画配信・共有を行うか否か、今後のeyeVioの盛り上がりを左右するサードコンタクト
① 見る、アップ、シェアときて、後者の2つがわかりにくい
内容:「ホーム」で「eyeVioで出来ること」の二つであるアップとシェアの方法が書かれていない。そのページの下位には「eyeVio新規登録」とだけあり不明。「~~ができる」とだけあり、「どうやればいいのか」が欠落している。これは別項目の「ヘルプ」から行くとわかった。
解決策:わかりにくいので、ホームですぐわかるようにする。


さて今度は、自分だったらどうeyeVioを使うか(今後の展開とも関連)ですが、

{まず全体的な質問をしたいです}
【ソニーがeyeVioをつくる目的と方向性】
① なぜソニー?にこにこ動画とかyoutubeとかgyaoとかとどう差別化しているのか?
② ソニーのeyeVioにおけるビジネスモデルがわからない(ソニー製品の販売や認知向上なのか、それともこの動画配信プラットフォームを利用して広告費を稼ぐことなのか?またそれ以外か)

{上記の問題がわかった上で考えたいのですが・・・一応あるチャンネルを見て思ったこととしては}
【Creators001の可能性】
①  まず質問1: 一般に広く開かれているのか?
内容:ソニーはどのようにしてこれらartistと関わりをもったのか。向こうからやってくるのか?それともソニーが探すのか。もし前者の場合はどのように審査をしているのか、ここにユーザーorientedな方向性があると面白い。

② 提案1: ニッチな市場を対象に最初はやったらどうか?
内容:たとえばいまのコンテンツの内容がばらばらすぎるまたは著作権法上or既存のビジネス上アップできる番組が少ないのなら、ここを「映像作家発掘」をテーマに、ソニーのeyeVioのメセナ化をすればいいのでは。
最初に投稿者を世に出たい映像作家に限定して、interactive(評価や改善策を観る側、一般ユーザー側から発信)性を高めてから次のステップ(ターゲットの拡大)を考えるとかしてみては?

以上、全く動画投稿になれていないので他社比較もままならず、内容・使い勝手重視の投稿になってしまい申し訳ありません。

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