2007-05-16

5月14日のゼミの感想

【NC】
「無国籍化」の議論の中で金先生がされていたアイデンティティに関するお話が印象に残っています。人間には様々なレイヤーが絡んでおりどのレイヤーに注目するかによって相手に対する印象が変わってくるということでしたが、僕らは何気なく日々の生活の中で状況を判断し焦点を当てるレイヤーを変えているのですね。金ゼミやクラス、バイト先と異なる環境の中でそれを変えていき自己のブランディングを確立しようとする。そう考えると「人と差異を感じることで最終的に持ち得るもの」という最初につけた定義も納得できます。

またe-learningの賛否ですが一長一短な部分があり、卑怯かもしれませんが一概には言えないなというのが私の意見です。私自身SFCのアントレプレナー概論をe-learningで昨年よく見ていましたし、機能の素晴らしさは理解しています。ただ人生という長い尺度で測ったとき大学というのは社会へ出るための準備段階という位置づけが私の中では大きいです。ただe-learningによる授業形体が社会進出のための準備に本当になるかといえば難しいところがあるでしょう。結局は今ある直接的な大学講義のサポートとしての使われ方であったりが今後方向性として強くなるように思えます。

【本】執筆の意図などご本人からお話いただけたのは非常によかったのですが、第2部で早退してしまったため自社メディアや企業内マーケッターに関してなどコアなトピックに触れることができなかったのが残念です。また保守的である方が良い場合、もしくはアメリカのように新しいビジネスを積極的に生み出していこうとする方が良い場合というのは状況によるとお話しされていましたが、ではその状況判断を私たちは今後どのような基準や観点を持って行えばいいのか最後まで解決することができませんでした。

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