2007-05-15

5月14日のゼミの感想

NC:
無国籍の記事の論旨のあいまいさに笑えた。だが自分自身よく考えていたのに、いざ言葉にすると私も曖昧にしかしゃべることが出来なかった。国籍という問題は、私の価値観や生き方そのものに深く関わっているので、客観視して語るのが難しいのかもしれない。一番客観視しなければいけないものなのかもしれないが。以前、森巣博の「無境界の人」という本を読んだが、あの人みたいに自身のborderを軽々と(ときに極端に)超えて見える無国籍な状況を一度やってみたい。

ゲスト対談:
金先生の介入により、深い話が出来た。いつも思うことだが、まだまだ先生のいう「本質を見極める」に至っていない自分がほとほと残念である。漠然とはわかっているのだが、頭の中で綺麗に整理が出来ない。もっと抽象的な考えを具現化し、それこそ図などで把握が可能な思考方法を生み出す訓練をしなければいけない。
印象に残ったのは、なぜ企業が出来たか、なぜ広告が出来たかを考えた点。ルーツと目的。保守的な企業の合理さと、長期的な面でのリスク。そこから見えてくるネット化というイノベーションに対する距離。広告業界の変化と個人への侵食。なににおいても、昔より個人が力を持った世の中になってきた。もうマスではなないのだ。これからの世の中は、マスコミュニケーションではないということを改めて認識した一日だった。

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