2007-04-17

NC:second life ~仮想と現実の境目~

<ゼミの感想>

久しぶりのゼミとても楽しかったです♪
今年の新入所生が優秀でびっくりしました。
前回の議論も良い方向だったと思いますが、
議論中に発言していない人が参加すれば、
もっと活発になると思うのでどんどん意見交換しましょう^^

さて、議論の中心となった仮想ゲーム”Second Life”のNCについてですが、
挙げられた法問題をまとめてみると、考慮すべき点は2つあると思いました。

1)RealとUnrealの境界が侵食しあってきている中で、どこまで現実世界で法を対応させるか?

Real=現実世界の通貨と換金性を持たせた点、現実の企業が中で活動をしている点
Unreal=プレイヤーはアバターを使用、匿名性

おそらく、このゲームで大金を稼ぐのはごく僅かの人たちで、ほとんどは仮想空間をゲーム感覚で漂うプレイヤーであると思います。今後は前者がもっと出てくるでしょうが、現時点では仮想を楽しむ人たちが多い故、法整備を厳しくすると、せっかくのUnrealな魅力が失われてしまうのではないでしょうか。

そこで、第二に考えたのが、
2)仮に仮想空間にも適応される法を作ったとして、どの程度の拘束性をどの分野に持たせるべきなのか?法に拘束性を持たせる主体は誰なのか?

法と一口にいっても内容は多岐に渡ります。
(私が法学部で習った限りでは、)法には大きくわけると「公法」と「私法」があり、
公法=国と国民との関係を規律するもの、国家権力の発動についての規律 i.e.憲法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法
私法=私人間の権利、義務関係の調整 i.e.民法、商法
があります。
つまり、SLの中にも適応されるべき法、緩くていい部分、などジャンルに分けられるはずです。
必ずしも現実世界のようにガチガチになる必要はないのではないでしょうか。
(裁判所と刑務所がSL内に出来ないとガチガチにはならないかもしれませんが。)

ただSL内の法を策定するのは誰かという問題で、
国家が出てくるのか、もっと中立的ななにかが出てくるのか、はたまた開発会社のリンデン社が出てくるのかは不明。
これもまた策定しなければいけない法をジャンル別に分ければ、
自然と解決する問題のような気もしますが。どうなのでしょう。

とりあえず一回アバターを使って入ってみなければ・・・
(私の友人がそこで買った唯一のアイテムが「肌」だそうです。
無料で提供されてるのは、「モデル立ち」とかいう立ち方などだそうですwやっぱり仮想だわw)

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