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経産省、中小企業支援でデザイナーバンク創設へ
(読売新聞 5月22日) リンク
★要約★
経済産業省は、日本らしいデザインを生かしたモノづくりを支援するため、中小企業などに製品デザイナーを紹介する「デザイナーバンク」を創設する構想を固めた。
欧米では日本のファッションや家具、家電製品などのデザインに対する評価が高い。製品デザイナーの得意分野や実績などをデータベース化して、デザイン部門を持たない中小企業などに紹介することで、日本らしく、斬新なデザインの製品を幅広く生産できるようにする。経産省は「感性価値創造イヤー」と定め、欧米の見本市への出展など販路拡大も促す。
参考 経産省、モノづくり競争力アップへ来年度から3年「感性価値創造イヤー」
★感想★
私は、デザインやアートに関してほとんど知識がありませんが、デザイナーを含むアーティストは自身のプロモーションや企業との契約がなかなかうまくいかない…という話を耳にしたことがあります。(実際どうなのかはゼミの時間までに調べます!)そうであるなら、政府がデザイナーバンクを設け、デザイナーを紹介するというシステムは画期的です。
しかし、この記事を読むと、あくまでも「日本らしいデザイン」を推進していくという話のように思えて、その点では、デザイナーの個性や創造性が尊重されるのかが懸念要素ではあります。
また、2008年度から3年間を「感性価値創造イヤー」と位置け、感性価値創造の普及に集中して取り組むそうですが、経産省が感性を普及させようとしている意図は何なのでしょうか。去年輪読をした『ハイ・コンセプト』で、これからは右脳の時代がやってくる…という話をし、感性もその一部に入ると思うので、感性を豊かにしようという取り組みは、とても時代に沿っていると思います。しかし、経産省は何をもって「感性価値創造」と言っているのかはちょっと疑問です。
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