こんばんは。
Webと渉外担当になりました相川祐里奈です。
合宿楽しかったですねー!いろいろ考えることが多かった濃い2日間だと思っています。
早速ウェブ進化論の感想と議論したい点を挙げさせて頂きます。
木曜日の補習はSFCで18時まで授業があることから参加は出来ませんが、
どんなことが話合われたかなど、とても興味があるのでログをアップしてもらえたら嬉しいです。
感想
「Web進化論」で、個人的にWeb1.0⇒Web2.0への移行で主に重要なポイントだと思ったことをまず羅列します。
Web2.0は・・・
- チープ革命によって、リアル社会で出来なかったことが出来る
- 情報中間者が増加する
- Indivisualの知的成長が見込める
- Open cultureであり、無限の参加者たちの集合知によって形成される
- 可能性を無限に広げることである
- 「good enough」の連帯感が生じる
- 目的意識があり能動的である参加者を求める
と理解しています。他のGoogleやAmazonなどの個性的な機能を出すともっと出せると思いますが、とりあえず、Web2.0を統括して以上の7つのことが言えるのではないかと思います。
本の中で特に気になったのが、ウェブの進化から起こる「整備された高速道路」と、「高速道路を走りきった先にある大渋滞」です。この大渋滞を抜け出すことが出来ず、情報に埋まっているのが今の私であり、今の社会の現状だと思うんです。
それを抜け出す為に、何をしたらいいか。Webが進化していく中で、「整備された高速道路」を走るのは勿論しなければならない。ただ、渋滞にはまった時に培った「知識」と人間ならではの「認知」という最高のシステムを駆使して「渋滞」から出て行く、もしくは新しい道を作らなければならないのでないかと思います。そうしなければ、渋滞にのまれ全体は見えてこないし先も見えない。実際に講演してくださった岸さんも渋滞から抜けた人だと思います。どうすれば、そうなれるのか・・・改めて考える機会ができました。Webの進化に敏感であり、そこを突破する思考能力が必要なんでしょうね。
んん・・・言葉足らずな気がします。要は、Webが進化する中で、人が見えないことが見えるようにするにはウェブにできないことを人間がしなければならない・・・うまくウェブと付き合わなければ・・・と思ったのです。
もう一つは、若者の可能性について、新しい視点がもてました。Web2.0へ移行し知的生産のツールであるblogを活用することによって個人が会社などの共同体の外でもネットワークを持つようになり、自立した個人が生まれる・・・そうすることによって、組織と個人の絆が以前より希薄になり、現在問題になっているヒエラルキーな企業の構造が少なからず揺らぐという結果に繋がるのではないか・・・というちょっとした希望も持てました。そうすれば日本のメディア産業も少しは変わりますよね。また、今まで「転職=悪い」という考え方も壊れましたし。フットワークが軽く自立した個人が増えることで、これからの日本の企業体制が変わるのでは?という期待をもって、これから自立した個人を目指していきたいです。
うおー!まだまだだけど、頑張るーーーーー!!!!!!!!!!!!
うおー!
・・・長くてすいません。それも、巧く文章で感想が伝わりきれてない気がします。あー
議論点(これも長い・・・)
議論点
私たちは本当に「あちら側」のシステムによる「玉を別けられるシステム」が必要なのだろうか。
(ちなみに、私はWeb2.0の中で個人が情報社会の中で自立できるならば、必要ではないと思います。Googleの様に人を介さない方がWeb民主主義的が保てるとも感じますし。)
<この議論点を出した背景>
従来のメディアと同じように参加者が受動的では情報に飲み込まれる時代になりました。Web2.0では参加者は「能動的であることがもとめられる」とこの本でも書いてあります。もともとWebに情報を提供する参加者(=ベース)の人の偏りも(アメリカならともかく)日本にはあると思います。そのランダムでない一部の参加者による情報が、検索エンジンの順位付けによって「Webの常識」になりつつあると思われます。
これでは、検索エンジンがカウントするアクセス数の増減によっては、「Webの常識」左右されてしまう。これは困りますよね。しかし、「玉を別けられるシステム開発が必要」と書いていますが、それは人の介入なしでは無理だと思います。人が変に介入することによって、情報操作が行われてしまうからです。