5/28 NC 「あちらの世界への移行」
日経コミュニケーションズ 5月15日刊行
「SaaS導入の心得」
要約
最近、インターネット経由でサービスとしてソフトウェアをオンデマンドで提供する
形態、SaaS(サース)が注目されている。企業のデータ、セキュリティも含めたデータ管理、アプリケーションソフト本体などほぼすべてをインターネットの「あちら側」で処理してもらうという考え方だ。国内ユーザー企業も次第にSaaSへの乗り換えが始まっている。主に三菱UFJ信託銀行、みずほプライベートウェルネスマネージメント、日本郵政公社、ソフトバンクBB等のほか、日本大学でも利用されている。
オンデマンド型SaaSのサービスのメリット
- 導入コストが低い
- システム導入に時間があまりかからない
- セキュリティ・パッチやバージョンアップといった作業をする必要がない
- 他のシステムとの連携
- 中小企業の生産性の向上
オンデマンド型SaaSのサービスのデメリット
- 数あるSaaSを比較して導入を試みる際、判断基準となる情報の不足
- デジタルデハイド
詳しくは、当日の参考資料を交えて話したいと思います。
感想
SaaSの導入が「いつでも・どこでも」のユビキタス社会を前提にしていることに多少戸惑ったが、世界的な動きからしても「あちら側」の世界に業務委託していく動きには逆らえないようだ。私はこのSaaSの導入によって企業の体制が大きく変化すると感じた。SaaSの導入によって、より企業での業務が意思疎通の簡素化、情報の透明化によって効率的になる。特に今までコストが高くて導入できなかったソフトウェアを中小企業がSaaSを利用することによって利用できることは大きな変化に繋がりそうだ。また、今までSEなどの対応できる人材が必要だったがそれもSaaSによって解決できることで、中小企業の生産性が著しく向上する可能性も高い。今後、SaaSと中小企業の動きについては面白くなりそうだ。また、日本がいち早くSaaS事業の先行開発を進めれば、アジア諸国の台頭としてその技術を輸出できる可能性もある。日本はSaaS事業の導入の動きをより先取りし、開発進めて、制度を成立させる必要性があるのではないか。
<主な議論点>
- SaaSによって企業内のコミュニケーションが活発になることのメリットは何か。
- 全てのアプリを「あちら側」のサービスに任せてよいか。そのリスクは何か。
- 「こちら側」で利用するソフトウェアの必要性は何か。
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