2007-05-22

5/21 ゼミの感想

今日は大変貴重なお話が聞け、自分の中の葛藤まで聞いていただき、充実した時間を過ごせました。
金先生、福井さんありがとうございました。

<NCについて>
今日印象に残ったのはネットと政治です。この記事の論点は、政治家のネット使用により、民主主義がより促進されるかという問題です。意見が分かれるとは思いますが、私は基本的にシステムがある程度整備されれば、電子投票には賛成です。というのも現状として、選挙の投票率が低く、政治に関心のない人が多い中、ネットで投票が可能になることで、より多くの人が政治に参加する機会を得られると考えるからです。その分、政治家の活動も活発化し、少しはこの関心の低い現状を打破できるのではないかと思います。加えて、これから高齢化社会を迎える日本において、電子投票の可能性を探ることは選挙投票率を高めるために必要になってくると考えます。

<著作権について>
私は制作側の視点からいくつか質問をしました。印象に残ったのはバランスという言葉です。盗作とパロディのバランスやUserとCreatorのバランスなど、著作権を議論する場合には両者をてんびんにかけて考えることが重要だということを知りました。また、模倣してオリジナルを超える場合についての議論で、権利を失ってしまうオリジナルのクリエイターが出てくるとおっしゃっていました。これはファッションの業界ではもう既に行われていると思います。パリ・ミラノのコレクションで流れを作ったオリジナルのデザイナーの服が、すぐにコピー専門のデザイナーに模倣され、市場に低価格で流通しています。オリジナルの商品が店頭に出る頃には、もう流行は廃れているというのが現状だと思います。あとは日米間の国際契約の問題で、十分に契約書を検討せずにサインしている企業がほとんどであることを知り、正直驚きました。この件を聞いて、版権ビジネス側の企業が欧米と対等に交渉をする社内インフラの整備をしなければならないと感じました。同時に、ある程度クリエイターの側も権利関係を学んでおかなければならないとも思いました。しかし、この点は最近自分の中でものすごく葛藤しているポイントなのですが・・・。

PS.来週、ゼミ合宿の場所を決めたいと思います。また詳しくはメーリスで流します。

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