2007-05-23

ゼミ感想─日本企業の交渉力

□NCについて
一番興味があったのは、携帯電話のwi-Maxについて。
携帯電話でのネット利用率は年々高まっていますが、やはり動画などのリッチコンテンツの投稿・視聴というのはなかなか難しいものがありました。今動画を携帯でみると、相当画質が悪い(ワンセグはまた別の話です)。携帯電話ネットビジネスは大きな市場が形成されつつあることを、どの企業も気づいてはいるのですが、なかなか技術が追いついていない状態にみえました。wi-Maxの登場によって、一気にリッチコンテンツビジネスが盛んになりそうで、非常に楽しみです。
また、ケータイ企業があらたに2社参入したら、また値下げ合戦になるのでしょうか。そこまで値下げしていったらもしかすると将来的には無線通信によって電話・ネット利用は無料になってしまうかもしれません。そうなると、ケータイキャリアのビジネスモデルは使用量課金以外の何かにならなければいけなくなります。その点キャリアはどう考えているのか気になります。

□福井さんとの議論
前々から気になっていたのが個人クリエーターがパワーをもったメディア等に搾取されているのではないかという問題でした。しかし、それだけはなく、なんとコンテンツを持っている日本企業が海外との契約において、パワーがこれほど弱いとは相当ショックでした。日本のコンテンツを盛り上げるといいつつ、海外に搾取され続ける日本(また、搾取に気づいていない日本…)。やはり、そのような風土の改善と、それなりの専門的知識と交渉力をもったlawerというのは非常に重要だと感じます。
また、UGCが盛んになり著作権の意識が高まるにつれ、プロではない一般人の著作物の不正利用の問題等、さまざまな問題がでてくると思われます。私は、このような問題に巻き込まれたアマや個人を支援する団体があってもいいのではないかと思います(調査不足なのですでに存在しているかもしれないですが)。みんなが安心して自分の作り出したものを発表できる・シェアできる社会にならなければ、本当のコンテンツ立国日本は訪れないと思います。

余談ですが、松尾スズキすごい好きなんですよね……なんだか最近すごい有名になりましたね。去年の大晦日!にチーム紅卍のサイン会に行くほど好きです。今度どなたか一緒に大人計画見に行きましょう。

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