2007-05-23

5/28 News Clipping

<出展>
 5月22日火曜日 朝日新聞朝刊 Media Times「2ちゃんねる」高まる批判
 (データベースから記事が見れます。)

<概要>
 インターネット掲示板「2ちゃんねる」への批判が高まっている。誹謗中傷の書き込みの「放置」について被害者らが管理責任を問い、次々と提訴。15日に起きた会津若松市の母親殺人事件では、逮捕された少年の実名が飛び交った。これまでも、名誉棄損やプライバシーの侵害が度々問題に上がった。ひとたび2ちゃんねるに書かれると、次々とブログなどに引用され、削除要請をしてもいたちごっこなのが現状である。加えて、2ちゃんねる管理人の西村氏は裁判所から削除要請をされても速やかに判決に従わない。後に命令に従うまで1日ごとに制裁金を課す「間接強制」の手続きがとられた。それにもかかわらず、西村氏は支払いの意思がないことを宣言し、不払いを続けている。ネット特有の匿名性を武器に急速に膨張した国内最大の掲示板だが、言葉の氾濫で規制強化の声を呼び込む格好になっている。

<感想>
 この記事を選んだ理由は、ネットへの規制と表現の自由について議論したいと考えたからです。2ちゃんねるはある意味で特殊なケースであるかもしれません。あれだけ巨大化しているのに、管理人個人の心持ちで運営されているからです。ヤフーの掲示板などは企業側が監視を強化しているようです。もしこのままネットの匿名性が続くならば、プライバシー侵害や名誉毀損を防ぐため、企業側の監視は最低限必要であると私は考えます。そもそも、私は匿名による書き込み等が表現と言えるのか疑問に感じています。言葉の暴力がネット上だけ許されることは明らかに不当だと思うからです。私はやはりどうしても匿名性の負の部分ばかりが見えてしまいます。このネットの匿名性という問題に関しても議論したいと思います。 あと個人的に西村氏のコメント「踏み倒せば払わなくてもいいという不完全なルールの中でみんな暮らしている。払わなくて死刑になるのならみんな払っていると思いますよ」に嫌悪感を覚えた。この場合、2ちゃんねるが包丁か拳銃かという問題ではないと思う。匿名性での書き込みと削除要請の無視から考えて、明らかに2ちゃんねる側に非があると思う。書き込んだ人は匿名だから裁けない。最後に、これらの問題を考えていて感じたのは、どちら側の立場にたっても真っ向から反論できるということです。つまり、どちら側にも言い分があり、どちらも正論をかざせるのです。そのため、両方から物事を見て考えることが大切であるということを再認識しました。これらの問題に対し、みんながどう考えているのか聞いてみたいです。

<議論したい点>
 ①ネットへの規制と表現の自由の問題
  誰がどの程度、ネットへの規制を行うべきか?(2ちゃんねるの規制は強化すべきか?)
 ②ネットにおける匿名性の問題
  匿名性における表現の自由とは何か? 
  匿名性のメリットとデメリットとは?


 

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