NC(6/25) コンテンツグローバル戦略
2007年6月15日金曜日 読売新聞朝刊 経済
アニメで狙う海外市場 経産省 コンテンツグローバル戦略
*内容*
アニメや映画、音楽などコンテンツ産業の振興策を検討する経済産業省の研究会は14日、日本のコンテンツを海外市場に売り込む「コンテンツグローバル戦略」をまとめた。海外企業との共同製作を促進する商談会の開催や、インターネットなどを通じてテレビ番組などを有料で配信する仕組み作りなど基盤整備を促進することが柱だ。
日本のコンテンツ産業の規模は約13兆円で米国に次ぎ世界2位。しかし、海外売上高の比率は米国の17・8%に対し、日本はゲームソフトなどの1・9%にとどまり、海外への売り込みが課題となっている。
経産省はこの戦略に基づき、世界の映画・アニメ関係者らが共同製作者を探す場として、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」で9~10月に首都圏で開催する方針だ。中小企業基盤整備機構などを通じ、海外との共同製作プロジェクトへ資金支援する制度も拡充する。
*議論したい点*
- ハリウッド映画が日本のヒット作をもとにリメイク作品をヒットさせていたり、日本のアニメが海外で翻訳されてヒットしているということは、日本のコンテンツの海外売上高が低い原因は言葉の壁だけなのか。
- アジアでは日本のドラマや映画がそのまま受け入れられるが、アメリカではリメイクされないと受け入れられないのはなぜか。
- リメイクされたものでも、ジャパンブランドと言えるのか。日本の価値は上がるのか。(見ている人はリメイクされているかどうかなんて気にしていないのではないか。)
- インターネットなどを通じてテレビ番組などを有料で配信する仕組み作りは海外ではなく国内市場を意識した政策ではないか。