5月21日ゼミの感想
■News Clipping
僕にとって最も印象的だったのは「ネットと政治」でした。
ネット投票については、あまり賛成できませんが、インターネットの発展と普及の選挙運動に変革をもたらす可能性は大いにあるだろうと考えられ、公職選挙法の現状への対応が急がれると思います。
(先の東京都知事選でもとある候補者の政見放送がYoutubeにupされ、選挙期間中もネット上で放送され続けたことがありました。)
ネットが政治活動に用いられることで、変化する可能性として挙げられるのは①投票率の改善 ②立候補者間の資金格差是正 ③劇場型選挙の終了
まず、投票率に関しては有権者の問題ということになりますが、ネットの「素晴らしさ」に傾斜した考え方をすると、「興味を湧かせる手段が増えるわけだから、投票率は上がるだろう」という解釈になる気がします。
投票率が上がると、政治のダイナミズムも変化するので、注目です。
立候補者間の資金格差は、ゼミの中でも話が少し出ましたが、ネットでアピールできることで、資金不足の候補者でも是正できる問題として、注目できると思います。
で、個人的にもっとも重要だと思うのが、3点目のこれまでの劇場型選挙の終了です。
2005年の衆議院議員選挙は「小泉劇場」(テレビを利用してアジェンダセッティングをして、「重要な論点」をわかりやすく示し大勝。)と評されるほどのものでした。
これが、ネット政治が拡大することで、有権者への情報の編集・管理がなされなくなり(あくまでポジティブな解釈)、有権者は「知りたいこと」を自由に得られる、またより自分の政治的立場に近い候補者に投票できるようになると思います。
■福井さんとのセッション
海外との契約交渉に向かう日本企業の問題点が印象的でした。
たとえ、世界に広がることがよいことで、それができるのならばどんな不利な条件でもかまわないという制作者の気持ちを契約交渉相手に察せられずに作品本来の価値を正当に評価されるようにしなければならないということが、これからジャパンコンテンツを世界に売り出していく上でも重要なことであるのだなと思いました。
著作権保護期間延長問題もそうですが、大事なことは、その作品が本来あるべき姿で正当に評価されていくことであって、より大きな議論を尽くしていくべきだと思いました。
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