2007-05-25

新テレビポータル「アクトビラ」で消費者を満足させられるのか

■□■感想■□■
国内メーカー6社が設立した、新テレビポータル「アクトビラ」であるが
森さんが指摘するとおり、消費者たちを満足させることはできないと思う。
昔の経験になるが、BSデジタルが開始された当時、私の家でもBSデジタル対応テレビを購入した。物珍しさに、クイズ番組などに、オンラインで参加したことがあるが、最初の1・2回で飽きてしまい、時がたつとオンライン機能の存在を殆ど忘れ去ってしまっていた
今回のアクトビラも、同じような現象で終わってしまうと思う
なぜなら、まず、パソコンがテレビという機能を持ってしまったから。
私自身、今は1人暮らしていて、テレビはなく、テレビ機能付きパソコンだけを持っています
テレビをみながら、気になった言葉などを、すぐにネットで調べてみたり、YouTubeのようなサイトで個人が作成した動画を楽しんだり....また、PCは、テレビの機能を持つだけではなく、テレビよりも魅力的な使い方やコンテンツが多いです
そうゆう点から考えると、今回のような閉じられた新テレビポータルでは、何も消費者にとって新しいことではないと思うのです

民放が多額な投資をしてまでも、アナログからデジタル化するのは、デジタル化の利便性以上に、通信業界が放送業界を飲み込もうとしていることに対しての抵抗だ、と言ってる人もいます。地上デジタルに移行するよりも、全てをインターネット経由で放送できるようにしたほうが、ずっと少ない投資で新しいサービスを提供できる、とも言われてします。
テレビ局の今の収益モデルを考えれば、完全にインターネット経由にしてしまうのに、抵抗があるのは分かりますが、もう少し消費者を満足させるような新テレビポータルを作ることは、技術的に十分に可能だと思います。やはりテレビ番組を見るという点では、テレビにだってパソコンに負けないメリットもあります。テレビは今までのテレビであり続けるのか、革新が起きるのか、これからどうなっていくのかが、気になります

■□■議論したい点■□■
①テレビは、今のままで良いのか。今のままでも、売れ続けるのか
②より自由なネット機能をテレビが持つようになったら、パソコンとテレビの関係はどうなるのか

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