2007-10-25

テレビ、ITを味方に 本命「ジュースト」上陸で番組配信加速へ

【タイトル】テレビ、ITを味方に 本命「ジュースト」上陸で番組配信加速へ

【出典】日経ビジネス(2007年10月15日号)
【概要】 メディア、広告主、ユーザーのどこからも支持を得ている「Joost(ジュースト)」が来年、日本語版と日本向けのコンテンツを引っ提げ、上陸する。 米大リーグ機構(MLB)は10月から、全試合をネットで配信するという新たな試みを始めた。同時に、その日のハイライトシーンをまとめた番組の配信も開始した。ユーザーはジューストのソフトをダウンロードし、番組の合間に挿入されるCMを少し見るだけで、好きな番組を好きな時に無料で視聴できる。ジューストはユーチューブとは異なり、プロが制作した番組をフルスクリーンのテレビ品質で放映する。しかも、ジューストはコンテンツの保有者と必ず契約している。ジューストはテレビの敵ではなくパートナー。最初からメディア産業と協力することを念頭に開発している。管理できるかできないかという動画配信に取り組むメディア企業にとって一番重要なポイントについて、ジューストは最大限の注意を払っている。 日本に既に存在するGyaOを始めとする動画配信サイトとの違いは、ジューストはPtoP型のでありサーバー型に比べてコストが10分の1から20分の1で済むこと。一方で、日本の民放はこぞってマイクロソフトと組んで、メディアオンラインというサービスに取り組み始めている。

【感想】ジューストのコンテンツの保有者と必ず契約し、プロが制作した番組を流すという点では日本の民放各局が取り組んでいるインターネット配信やGyaOと変わらない。CMが番組の間に挿入されることも特に目新しいことではない。その番組の種類と質(面白さ)が英語版の人気の秘訣だろう。ジューストがアメリカでそのようなコンテンツを獲得できたのは、日本のような垂直統合ではなく、水平なビジネスモデルで展開されていたからではないか。だとすると、日本での成功は難しいのではないか。

【議論点】
ジューストは日本で成功することができるのか。
テレビにとってジューストは脅威なのか。
メディアオンラインというテレビ局の取り組みは「とりあえず」なのか「積極的」な姿勢なのか。

文星芸大生らのコミック誌 ちばてつや教授が監修・寄稿

タイトル:ステラ創刊! 文星芸大生らのコミック誌 ちばてつや教授が監修・寄稿 

出展:2007年10月24日,朝日新聞,朝刊,栃木全県・2地方

概要:
文星芸術大学(宇都宮市)のマンガ専攻の学生らが、コミック誌「ステラ」を創刊した。大学の講義の課題で描いた優秀作を中心に掲載。「あしたのジョー」や「あした天気になあれ」などの人気作で知られ、同大教授でもある漫画家のちばてつやさん(68)が監修した。27、28日の同大の学園祭「北斗祭」で1部500円で限定販売する。 元コミック誌編集者で同大講師の堀江一郎さん(45)が提案し、編集作業には学生有志9人も加わった。今後は年3回ほどのペースで発行し、高校や中学、図書館などにも配布したいという。 ちば教授は「雑誌という形になると生徒たちにも実感がわく。いずれはステラ出身の漫画家が続々出てきてほしい」と期待を寄せる。堀江さんは「ちばてつやと同じ雑誌に載るなんてぜいたくなこと。学生たちがこの雑誌を目指して競い合ってほしい」と話した。同大マンガ専攻は05年、美術学部の中に新設され、現在約90人が在籍している。

感想:海外でも、マンガやアニメの教育水準を高めようとする傾向があり、国家が政策を行っている国もあるくらいである。日本でも、美大や芸大などに、マンガ学部など設置が盛んになっている。日本のマンガは世界的に評価が高いと言われるが、教育や労働環境などは良いとは言えない。今後、教育の場でも、マンガなどのコンテンツ産業人材育成に関わる教育の水準を高めていくことが求められるであろう。そうゆう点で、マンガ学部の活動が盛んに行われることは、良いとは言えないであろうか。

議論したい点:
①日本では、「アニメ」や「マンガ」などの教育を行う必要があるか
②もし、そのような教育が必要だとするならば、それに国家が関与するべきであろうか
③日本では、美大や芸大にマンガ学部が設置されているが、慶應のような総合大学に設置してみてはどうであろうか

ゼミの感想

NC


セカンドライフ

SLが今までのネットゲームと違う大きな点は、ネットゲームの市場がネット世界と現実世界の二つであるのに対し、SLはネット世界だけで完結することが可能だというところにあると思う。
さらに異なる点は、市場はネット内で完結するが、お金は現実社会とネット社会の相互に互換性を持っているところだ。「ネット内の社会だけで儲けた金が、現実世界で通用する。」ここがSLの奇妙な特徴だ。法律のない世界で作られた金が、法律の異なる国々に分配されていく。この点が様々な問題を引き起こしている。

ネットで新聞

思考回路の作り方を学べた。メリット・デメリットを探し出し、その裏からデメリット・メリットを見つけるというやり方がおもしろかった。
「ANYは既存の紙媒体に引き寄せるため」という記事を新聞で読んだ。新聞社はあくまでも紙で儲けたいようだ。記者にとっては、新聞が紙であってもデジタルであってもあまり問題がない。情報の中身は媒体に左右されないからだ。
しかし、新聞社がかかえているのは記者だけではない。配達、印刷、といった関係者と深い繋がりがある。完全デジタル化は首を絞める形になるだろう。
ANYが新聞の内容をすべて掲載するようになれば、ネットにない、信頼性・編集性の問題は解消され、最強になると思った。
やっぱり新聞は危ないのでは・・・と思う一日だった。


三田祭プレゼン

話し合いをもっとしなければと反省。今週の金曜日にはKDDIに伺います。

2007-10-24

ゼミの感想

☆NewsClipping

それぞれの長所・短所が何であるかを探すのが、
考えるときの手がかりになるというのを
新聞とネットの融合の記事で学びました。

セカンドライフでは、仮想の世界であっても
「自分が存在しない間も、状況が進行している」
というリアリティーがあると知り、非常に興味深かったです。

ネットは「リアルの中にバーチャルがある」
セカンドライフは「バーチャルの中にリアルがある」

というような印象を受けました。

☆三田祭論文

金先生の助言のもと、再考しました。
2年生になってからずっと取り組んでいるので、
最後の完成に向けて、がんばりたいです!

10月22日ゼミの感想

  • News Clipping

まずSLに関しては、「セカンドライフは今までのインターネットとどう違うのか」というポイントは非常に重要だと思いました。
・セカンドライフがその中で市場が仮想空間内で完結するのに対して、インターネットはあくまで市場は現実空間(インターネットから現実世界に製品・商品を移動しなければ成立しない)。

・仮想空間内で「自分が離れたときでも時間は経過している」(セーブできない)

これらのポイントから構造的に論じていくことが重要であると改めて感じました。

次にANYですが、オンラインメディアとオフラインメディアが両方のよい点を生かして、かけている部分を補いながら「融合していくこと」が重要なことであると思いました。

ただ、日本の新聞社にオンラインメディアとの融合に対して真剣に考えている方がどれほどいるのでしょうか。今回のANYも対Yahoo!, Googleという点が先行してしまわないか、消費者本位の新聞であるためにどうすればANYを生かしきれるのか、真剣に議論されていくことが望まれると思います。

ANYの最大の魅力は、これまでの歴史によって信頼性が担保されているAsahi, Nikkei, Yomiuriが情報の質という点で不安定であったインターネットに「3社合同」で参入していくということです。
インターネット上でのジャーナリズムが(信頼性という面で)相対的に地位を上げていく景気になればいい名と思います。

最後にこれからはいろいろな記事がインターネット上に現れるわけで、さらに情報の選別能力が問われる時代になるのだなと改めて感じました。

  • 三田祭論文

以前から言われてきた、「なぜ、そこにあるのか」「何が問題なのか」という点をしっかりと考えていかなければいけないと思いました。
これは昨年から金先生がおっしゃってきた「書かれている内容すべてに責任を持つ」ということにもつながってくることであるなと感じました。

10月22日ゼミの感想

・NC

記事に関して、構造的に議論する必要があると感じた。
SLは、その中で市場(需給一致)・経済活動が完結していること、3Dで体験型の空間であること、決まったプログラミングされた目的があるわけではなく常に現実が動いていること(persistent, dynamic)、の3点が特徴だ。
これを今後どのようにビジネスに生かすことができるのか・TV局はどう関係してくるのかを考える必要がある。
TV局がインターネットで収益を得るための方法は、まだ模索段階で、しばらくは現状のビジネスモデルを温存することになるだろう。

ANYの記事(新聞3社の共同事業)に関しては、ネットでTVを見る若い層が増加していること、及びタイムリー性でネットに優位性があることが背景にある。
紙とネットのメリットとデメリットがほぼ逆になるので、お互いをどのように補完できるのか考える必要がある。個人的には、新聞紙の特に重要な強みは同報性・編集性・宅配制であると思うので、ネットではパーソナル・連続性・双方向性・検索性のあるより分析的なニュースの提供を期待したい。

司会制度やホワイトボードの活用は、議論がしやすかったので、良かった。
何より、議論の司会をすることがよい知的訓練になるだろう。

・三田祭論文

モバイル放送はまだ影も形も存在しないサービスである。
ゆえに、これまで存在しているモバイル・放送/有料・無料という軸で各モデルの収益構造・サービス展開を比較し、将来のビジネスモデルの叩き台を示そうという問題意識が伝わった点は良かった。
これから、どのように結論を考察するか、論文全体の構造をどうするか、きっちり考えてつめていきたい。

10/22 ゼミ感想

─NC─
 途中参加だったので、議論できず…
 内容はとても興味深いものでした。リアルとネットがつながるという事例が今回のNCだったと思います。

─三田論について─
 本日の先生との面談も通して、今後の方向性をつかめてきました。分析を行った後そこから発見したものを書ければ、と思います。
 他グループのプレゼンをきいていて、だんたん5グループの距離が縮まってきてるのを感じました。つまり、最終的(最終はないかもしれないけれど)なゴールが、一緒だということです。5つの視点からクリエイティブ産業をみているだけで、結局対象は同じであって、内容が重なってくることが、ゼミ全体としてのゴールなのでは、と思いました。ちゃんとした説明になっていませんが、要するに全部の論文がリンクしてて面白いねっていうのがシンプルな感想です。

10月22日(月) ゼミの感想

NewsClipping

  • 日本テレビの取り組みは、ひとつひとつがいいか悪いかは別として、ネットでいろいろやってみようという意味合いが強いのではないか。またゼミ中に言及された「パブリシティ効果を狙ったもの」というのは、なるほどと思った。
  • ANYに関しては、共同サイトそのもの(あるいはネットとの融合)よりは、「提携」のほうが大きな意味を持っているように思う。消費者にとってのインセンティブはさほど大きくない。新聞社は紙媒体を維持することを重視している。

三田祭論文プレゼン

  • 他の班のプレゼンからも、学ぶことは多かった。
  • 今日(10月23日)の面談で示された方向性をもとに、これまで行った現状分析をより進化させて、結論につなげるよう心がけたい。
  • より主体的な取り組みを心がけたい。

2007-10-23

1022ゼミの感想


とても有意義であった
新聞とネットの融合を考える際に
メリット・デメリットを整理していくという行為は
基本的な思考回路に見えて、実際に手を動かして考えてみると
新しい発見があって驚いた
あと、司会制度は中々良い制度だと思う


<三田祭論文プレゼン>
コンテンツ班はまだまだ改善の余地有り
『市場』の概念の捉え方によって論文の方向性が変わることに気がつけた
FBI班と似た方向の結論になる気がしてきた

1022

昨日のゼミでは2つのNCについての議論と、各班の三田際論文のプレゼンをやりました。
NCの記事は2つとも興味深い内容でしたが、
内容について考える以前に、構造的に考えるということ
全体を捉えて広い視点で見渡してみるということが大切だと感じました。
私はまだどうしても自分で思いこんだ方向に考えてしまう癖があるので
昨日のような議論を通して考え方を鍛えて行きたいと思います。

10月22日

よく考えると、後期初めての通常ゼミでしたね。

┏NC┓
セカンドライフをまだ多くの人がゲームか何かと思っているのではないでしょうか?この分野は実際にやってみることができるものが多いので、まずは一回やってみると良いと感じました。以前はチュートリアルで挫折している人が多かったらしいですが、実際あそこは通らなくてもいいし、日本語化されたことで敷居が下がっていると思います。
ただ、多くのパソコンでセカンドライフは十分に動かないので、そこはご容赦ください。
日本語の名前表記が少なかったり、アバターが日本人好みじゃなかったり、いろいろ問題がありますが、まだじっくり見守るべきでしょう。

SLのおまけ
wiiのリモコンでSLを操作できるソフトがオープンソースでリリースされています。「WiiController4SecondLife

ゼミの感想

NC
 司会をやって思ったこと・・・司会としての準備が必要だと感じました。司会は、NCを誰よりも熟読し、提示された議論点をどのように噛み砕き、その本質をえぐるような議論を促すかという点を前々から準備しておく必要がある・・・ということを痛感しました。というのも、ゼミ生への質問のフリがかなり唐突なのが多く、それでは議論が発展しにくいという雰囲気をつくってしまった反省があるからです。
 また、ホワイトボードを今後も利用していくのがよいのではないかと思います。ゼミ生のアテンションを一転に集め議論をすると、議論の方向性が逸れることなく結論まで進みやすいという点で、活用できると思うので。
今後、司会をやる時は以上の点に気をつけながら行いたいなと思います。

三田祭論文
 三田祭論文の発表後、皆さん・金先生のアドバイスを受けてFBIはグルワを行いました。目次も再編成したのでまた後日アドバイスがいただけたらなぁと思います。

1022 ゼミの感想

NewsClipping

セカンドライフが今までのインターネットとどう違うのか、ネットと新聞のメリット、デメリットを考えていくのはどちらも興味深かったです。セカンドライフは非現実的であるという意見が目立ちましたが、ある個人がアバターに移入する点がポイントなのではないかと思います。セカンドライフで日々の生計をたてている人もテレビで特集されていました。毎日、毎日ずっとセカンドライフをやっていたらそれが自分の人生ともなりうる、自己との境など無くなってしまうのではないでしょうか。

三田祭論文

「市場」という定義のばらつきを指摘され、確かにわかりにくかっただろうと思いました。実際、違う意味で使っているところがあると思います。もう一度見返して、きちんとした定義をしたいと思います。同時に、論文などを書いていく上で、定義はとても重要であるというのを身をもって学べました。

1022ゼミの感想

●NC

 司会をやっていて思ったことは・・・うまく出来なかったということです。実際、議論に参加したくてたまらなかったです。でも板書をして議論を進めていくのは効率的だと感じました。良い訓練になったと思います。
 SLについてはNCで扱うのが2回目なのに、やったことのある人が少なくて驚きました。是非皆さん一度DLしてやってみてください。どんな雰囲気なのか分かると思います。私は第一回のNCでSLに関はただのゲームで流行らないし、詰まらないと思っていました。しかし、以前森さんがいらっしゃった時に、「新しいものは異物」「はじめは受け入れられない」とおっしゃっていたのを思い出しました。誰かが(今回の場合NTV)が先陣を切っていくことはやはり大切で、きっかけと言う意味でこの動きは面白いと思いました。

●三田祭論文

 他の班のを聞いていて、自分の班で発表をして、(自分の班が)また振り出しに戻ってしまったと落胆しました。他の班で、広告を扱っている班が多いと感じました。(合宿の発表の時も感じましたが、)OA班は、ここからヒントを得て、自分たちが論文で何をいいたいのか、本質的なところがまだ全然出来ていないので、そこを固めるところからはじめたいと思います。

写真展開催!!!

今日は、私がアートプロデューサーとして携わっている写真展の告知をしたいと思います。
現在、履修生として在籍している、東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラムという(というかなり名前の長い)所で、「若手アーティストのプロデュース」をしています。
履修生わずか2人という過酷な環境のなか、今回は若手の「写真家」をどうプロデュースするか、企画立案・制作・広報・資金調達・展示・出版までがんばってきました。

結果、今日から本写真展『本郷零時3分展』が無事開催される運びとなりました!!

展示会場は本郷キャンパスですが、撮ったモノは、そこに生えてる木だったり、特に有名ではない建物だったりします。
「真夜中の微光を3分間集めて撮った本郷」の景色なので、このタイトルになりました。
全てがな~んか不思議なオーラに包まれている癒し度の高い綺麗な写真ばかりなので、
ぜひぜひ、学部大学性別年齢その他諸々関係なく、ご来場頂ければ幸いです。

イベントも多数用意しており、有名デザイナーの佐藤卓さん(→おいしい牛乳やキシリトールをデザインした方)などもいらっしゃいます。また甚だ僭越ながら、11月3日のトークショーには私も出たりします。詳しくは以下のURLからアクセスしてください。
【イベントの申し込みもこちからどうぞ】http://chi.iii.u-tokyo.ac.jp/photo_dialogue/

会期は今日から3週間(10/22-11/8の10時~19時、土日は21時まで)です。
雑誌「ミセス」・「装苑」・「BRUTUS」・「メトロミニッツ」などにも広報されており、段々規模も大きくなっていっています。(東大のウェブ新聞に取材されたときは、メディコムについても触れさせて頂きました。参照→http://www.ut-life.net/event/pickup/hongo_0003/

みなさまのご来場を心待ちにしております。
よろしくお願いします!!!

1022 ゼミの感想

10月8日に行った、特別授業をのぞけば、今回始めての後期授業!3年生が深くかかわれるのもあと半年…と思うと身が引き締まります。

*NewsClipping*
今までのネットとセカンドライフは何が違うのか…?セカンドライフは実際に使ったことがないので、正直あまり自分の体験としてモノを言うことは出来ませんでした;;
ただ、SNSやセカンドライフのように、より実生活に近づいたネットが増えているし、これからもどんどん増えていくとは思います。しかしそうは言っても人と人との直接的な「コミュニケーション」とは何か違う気がして、セカンドライフを使う気にはなれません…なんと言うか、人と人の“つながり”が希薄に感じるというか…

*三田祭論文*
他のグループの発表を聞くと、私たちOnline Video Buisinessグループの論文のどういうところが良くないのか、などが分かり、とても勉強になりました。特に、モバイルの班は論文の目的と、そこにいたるまでの論文の内容がしっかりしていて、どんな質問にもちゃんと答えられていました。残り短いですが、がんばります!