5月14日(月)、ゼミの感想
●NewsClippingについて
e-learningに関する議論について、補足しておきます。
私は、e-learningが主流となることは今後も考えられないのでは、と思います。
例えば、ゼミやプレゼンテーションといった授業スタイルは、e-learningを用いた場合どのような形でなされるのでしょうか。おそらくその設備を整えるのにかなりの費用がかかるでしょう。仮にそうしたとしても、e-learningによる収益は低い(設備代などを徴収できないため)ことが予想され、あらゆる大学が本格的に着手することが考えられないためです。
このあたり、テレビ局がインターネットを用いた動画発信に消極的なのと似ているかもしれません。
ただ、地方の大学が特色のある授業を全国に広めたり、社会人などが仕事の合間を縫って勉強をするという利用の仕方であれば、e-learningにも充分な意義はあるでしょう。
いずれにしても、ユーザーのニーズを把握し、それに応えるようなしくみを考えていくことが重要であり、まだ発展の段階にあるのではないかと思います。
●本荘修二氏を招いての議論について
やや準備不足の感はあったのですが、印象に残ったのは、日本は新しいものに取り組む際、ボトムアップで取り組もうとするのに対し、アメリカは経営方針を定めて取り組もうとするということでした。
経営陣が社員の発言や取り組みを保護する姿勢を持たなければ、結局社員はどう動いてよいか分からず、また失敗を恐れてしまう。日本もこの点は、アメリカの姿勢に学ぶべきではないかと思いました。
それだけの余裕がないのかもしれませんが……。
●飲み会(@くろ○)について
「ゼミに入って1ヶ月、何が変わったのか」という話がありました。
自分は昨年、本当に何もしておらず、特に目標もなく1年を過ごしていました。
そのような中で、モチベーションのかなり高い集団の中に放り込まれて、最初はどうすればよいのか全く分かりませんでしたし、相手のリアクションを恐れて発言をするのにもためらいがありました。
ゼミの中で1ヶ月を過ごして何が変わったのか、まだよく分かりません。何も変わっていないのかもしれません。ただ、自分から取り組もうとしなければ何も変わらないことは十分分かりましたし、今は本を読んだり、相手の発言を聞いて自分なりの意見を持ったりと、努力をするばかりです。
周囲の人の中には、自分がメディアコムにいることを「すごい」と思っている人もいるようです。実際にすごい環境であることは確かです。しかしそこにいることに満足しているだけでは、何も意味がありません。メディアコムに入ったのはそもそも友人の紹介であり、受けてみたら合格していたという程度のものでしかありませんが、今後はその環境を生かすことのできる人間になるべく、キャパシティを広げていきたいと思います。
まあその友人がいなければ、今こんなことを考えることもなかったでしょう。
感謝しないといけませんね……。
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
2 件のコメント:
大企業で新しいことに取り組み難い原因には、業績評価・人事考課の問題もあります。失敗すると損だとやる気になりません。
昨晩はできませんでしたが、エコシステム/企業の外部連携の議論も面白いかもしれませんね。
業績評価や人事への影響についても、ゼミの中でおっしゃっていましたね。納得した部分が多かったように思います。
コメントを投稿