「著作権とは何か」は面白かった!
感想
この本を読んだ後、誰もがネットを通してCreatorにもConsumerにもなれる時代で、文化発展と著作権保護のバランスを今後どのように変化するのかが気になりました。
そこで、ざっとですが以下のレポートに目を通しました。
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三菱UFJリサーチ&コンサルティング 「マイコンテンツ╱メタクリエーション」
http://www.murc.jp/report/quarterly/200701/88.html
富士通総研 「著作権の最適保護基準」
http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/economic-review/200607/page2.html
三菱総合研究所 「著作権保護と文化発展のバランス~53年問題に思う」
http://www.mri.co.jp/COLUMN/TODAY/SUDO/2006/0804ST.html
三井トラスト・ホールディングス 「日本の映像メディアコンテンツについて~拡大が期待されるテレビ放送の二次利用」
http://www.mitsuitrust-fg.co.jp/invest/pdf/repo0606_2.pdf
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ちなみに、本当にざっと最近の著作権の動向について知りたかっただけなので、全部理解したかと言えば(特にちっちゃい事例に関しては読み飛ばした点も多いので)、全部は理解してないです。
コンテンツ産業がこれからもっとUser主体のコンテンツとして成長していくことを考えると、著作権のあり方は益々激変していくことが予想されます。
個人的には「CompetitionではなくCollaborationからCreativityが生まれる」という考えを支持しています。これからのコンテンツ産業は、過去に蓄積されているコンテンツをParody的又は模倣的に利用した新しいコンテンツが主流になる傾向がる気がします。その新しいコンテンツ文化を発達させる為には法律が模倣やParodyに関してより寛容にしていかなければならないのではないでしょうか。
また、全ての人がcreatorという時代では、そのCreatorがCreateする作品が合法的なものにならなければ、どんなに優れている作品が生まれても「著作権侵害」でうもれてしまう。
音田さんも取り上げた「ノマネコ」も、「モナー」が2chの共通財産であり、著作権侵害であるとの判断こからいなくなりましたよね。
その件も受けて過去のコンテンツへの合法的なアクセス(2次利用)ができるようなサービスが今後必要だと感じました。合法的な無料コンテンツの検索エンジンとか魅力的だなと思います。
この本を読んで、変わりゆく著作権の動向、そしてこれからどのように合法的なコンテンツを作るために「著作権」とどのように付き合っていかなければならないのか・・・という問題意識を得ることができました。うまく付き合うことが出来れば、日本のコンテンツ産業は本当に強くなりうる思うので、なんだか楽しみです。
議論したい点
- 皆さんは、著作権保護か文化発展のどちらをこれから重視するべきだと思いますか。それはなぜですか(私は上に書いたとおり、文化発展重視です。)
- これからコンテンツ産業が発展していくには、これからは「定額制」によってコンテンツ産業活動の保護が必要だと思うのですが、どう考えますか。
- 著作者が不特定多数の場合、著作権はどのように扱われるのか。例えば、「電車男」の著作者は映画化した会社なのか、それとも不特定多数のネットユーザーなのか。
- 実際に、著作権はどのように変化しているのか
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