2007-04-24

web進化論

 議論したい点
私には議論したいことが二つあります。
①インターネットが既存メディアに取って代わるのか、それとも既存メディアの影響力は未来でも強力なのか
②googleはほんとに経済格差を是正するのか
以上の二点です。
 感想and意見
まず①について
 インターネットは能動的な媒体で、既存メディア(特にテレビ)は受動的な媒体です。文章中にあったようにインターネットには自動秩序形成システムが発達しており、能動的部分が少なくなってきています。しかしインターネットの性質上、能動性をゼロにすることは無理です。自ら情報を知りたいという知的好奇心旺盛な人はネットを多用するであろうが、大衆皆がそうとは限らない。むしろ受動的な人が多い。こういった点を踏まえてテレビはしばらくの間は大衆に強い影響力を持つであろう。
 既存メディアの中でも新聞は衰退するであろう。なぜなら新聞はテレビと違って文字を読むという能動的動作を必要とする。また新聞というのは金がかかるものである。よって大衆はインターネットやフリーペーパーに移行する。アメリカやイギリスの現状を見れば明らかであろう。

次に②について
 googleは経済格差を是正できると主張しています。しかし、それは総表現社会の人間、すなわちネットを使ってる人だけに限ります。現代社会で起こっているのはデジタル・ディバイドと呼ばれネットユーザーとネット非ユーザーの情報収集力はくっきりと現れ、それどころかその差は大きくなっています。確かにgoogleの分配システムを利用して富裕層は増えるであろう。しかしその分、ネット非ユーザー、受動的人間と総表現社会の人との経済格差はデジタル・ディバイドに比例するであろう。

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