2007-04-26

臨時ゼミの感想

今日の臨時ゼミでは、改めて、みんなそれぞれの視点、
その鋭さに気付かされました。

誰もが発信できるようになると、メディアリテラシーの
ない人も自己発信に参加するようになり、
面白おかしい意見や過激な意見がもてはやされるように
なるのではないかという問題提起がありました。
また、逆に、Googleの中で何かしらの意図があって除外される
サイトがあるとしたら怖いという意見もありました。
Google八分という言葉を聞いたことがありましたが
まさにこのことなのかなと思いました。
Googleは違法行為に該当するサイトを除外すると
言っているだけで、その詳細は分かっていません。
国別にGoogle八分になるサイトは違うようです。
特に中国では中国政府の思惑が大きく絡んでいる
という話もあります、本当かどうかはわかりませんが。
Googleは人を介さない、機械的でアルゴリズムという
ところが特徴のはずなのに、恣意的な操作がある
というところに、Googleも民衆のリテラシーを信用して
いないところがあるのかなと思いました。
また、梅田さん自身も、結局『出版』という形で
既存のメディアに頼っていて、「総表現社会」の可能性
というものを強く信じていながらも、ITメディアが既存の
メディアに取って変わる存在ではなく、補完しあう存在である
ことを認識しているのではないかと思いました。
どちらのメディアもいいところも悪いところもあって、
それを上手く使い分けたり、足りないところを補っていくことが
大事なのであり、「本屋かアマゾンか」ではなく、
「本屋もアマゾンもどっちも」の世界になっていると思います。

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