2007-04-26

4月26日(木)、臨時ゼミの感想

今日は臨時ゼミということで、参加したのは8名。
先生との距離も近く、結果的にはよかったかなと思いました。

今回の議論について、自分が考えたことを少し補足したいと思います。

例えば、ブログに掲載された作品の評判が口コミで広まり、実際に書籍化されるといったことがありました(「実録鬼嫁日記」など)。このように、何かを書くことへのハードルは確実に低くなっています。直木賞や芥川賞などを狙いに行くわけではなく、日常を記していたものが話題になったということで、わりと気楽に(こういったら失礼かもしれませんが)、参加できるようになったことは評価されるべきだと思います。

しかし、それでも既存のメディアは、ある程度力を維持すると考えます。
というのも、何かニュースに対してのコメントや意見表明をBlogで書く場合、新聞やテレビなど既存のメディアに頼る部分が少なからずあるからです。
世界中のブロガーが、身の回りで起きている事件について記事を書くということがあればよいのでしょう。しかし『ウェブ進化論』でも言及されているように、Blogで得られる収入は、高くても月10万円程度と、「産業」として位置づけるには脆弱な部分が残されています。
そうして世界中のBlogを寄せ集めて、管理し、配信するということができれば、Googleもマスメディアとして、新聞や雑誌などと並ぶ存在になるかもしれません(「オーマイニュース」のような感じ)。その場合は、Googleが自動編集システムの構造をオープンにするなどといった新しい問題も出てくるでしょう。それらが解決されない限りは、Googleが信頼のある機関になることは難しいと考えます。既存のメディアはプロの集団として、一定の権威を保っているからです。

また、金先生が「本の中で著者が本当に伝えたいことはそんなに多くない。それを1~2行くらいでまとめられるようにしなければならない」といったことをおっしゃっていたのが印象的でした。
自分はこの本から、GoogleやAmazon、Web2.0やロングテールなどといったことに驚くばかりで、メッセージを読み取るといったことにはあまり意識がいかなかったような気がします。
「自己投資の重要性」についてもおっしゃっていましたが、今の段階ではまだまだ知らない部分が多いので、本をたくさん読んで視野を広げていきたいと思います。

最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
読みづらかったら、すみません。

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