2007-05-25

森さんのコラムを読んで‐Web 2.0という時代の先にあるもの

Web 2.0という時代の先にあるもの

去年の10月に論文を書いていたころから、ずっとWeb2.0の先はどうなるのか、ということを考えていました。

コラムの中で書かれていることでもあり、(わかっている人がほとんどだと信じつつ、一応)Web2.0というのはすでに先行していた技術を包含する言葉であり、それ自体は「バズワード」と言ってしまえるような気がします。<ちなみにWeb2.0という概念とその単語を中心とした現在のインターネットの本質が非常にわかりやすいので、ばっちり読もう!>


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僕が、このコラムで最も印象に残ったくだりは


「あちら側」ではなく、究めて身近な「世界」への揺り戻しがあるのではないか。

というところです。
特に「揺り戻し」という単語が僕の“これからのWeb”に関連する事項に対する思考の中心です。
いろんな部分で揺り戻しがある可能性があると思うんですが、この森さんの究めて身近な「世界」への揺り戻しというのは自分では考えていなかったことでした。

僕のWeb2.0観というのは、ロングテールが中心にあって、矮小な産業・企業etcでも力を持つことが可能になり、世界がフラット化していくというものでした。
それにおける、僕の結論は「大企業⇔中小企業」というインパクトの波の揺れが起こるだろうということでした。
このことがいかに小さな視点であったかと、今はまた新しいことを考えようとしているところです。


物事を見る視点として、マクロな視点でミクロな変化を見つけることが重要だと思います。
森さんのそうした視点の根源というか、着眼するきっかけなどもお話させていただく上で、感じられたらなと思います。


<議論したい点>

・Web2.0的なものはあくまで経済的価値のための場であり、それ自身のビジネスモデルは広告モデルに依る。
では、森さんのいう3.0としての「ネットとリアルのインターフェース」もやはり場としての機能に期待する部分が多いのだろうか。それ自身に経済的価値を生むためにはどうすればよいだろうか。(もしくはそれ自身に経済的価値を生む必要はないのか)

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