2007-05-24

コラムを読んで

森祐治さんのコラム、「情報経済を読み解く」を読んで。

*感想
私がいちばん興味を持った記事は、「番組ポータビリティでパンドラの箱を開けるケータイキャリア」である。

日本は諸外国と比べ電話よりもメールを多様し、ケータイをデコレーションしたりストラップをたくさん付けたりと、通話機能以外の面でもケータイは生活の中で重要なポジションになっている。


しかし、ケータイ各キャリアはこぞって端末の機種数を増やしたり、機能を高性能化したりしている。他国に先駆けて、高性能のカメラ、カラー液晶、電子マネー、GPSなどを次々と搭載し、もはや「電話」とは思えなくなってきた。一方で、これらの高機能を充分に使いこなしている人もいないし、ケータイの多機能を必要不可欠なものとして考えている人も多くないだろう。高性能化の一端として、フルブラウザも利用できるようになってきている。ケータイでインターネットを利用するときは、今まで各キャリアのサイトからカテゴリー別に目的のサイトを探すことが主だったが、今は検索サイトを用いて、PCと同じように使えるようになってきた。

と、なると、ケータイはこれからどういう方向を目指すべきなのか。私はPCとケータイの境目がどんどんなくなっていくだろうと考える。今までは「PCで使えることをケータイでも」という風潮だったように思える。メッセンジャーにしてもSNSにしてもhotmail、Gmailにしてもそうだ。パケット通信料の定額制料金が普及するにつれて、ケータイとPCのコンテンツビジネスの融合が進んでいる。さらに、ケータイはPCに比べ「いつでも、どこでも」持ち歩ける特性ゆえに、PCよりビジネスチャンスは多いだろう。「PCでできること」にとどまらず、より生活に密着し、多様なユーザーニーズに応えられるコンテンツを揃える必要性がある。

コラムの中には「より現実の世界と仮想の世界をつなぐことによる価値を提供することにシフトすること」と書いてある。仮想の世界とは何を指すのかよくわからなかったので、是非お尋ねしたい。

*議論したい点
  • 現実の世界と仮想の世界をつなぐということはどういうことなのか。
  • 日本が諸外国に比べ、ケータイ先進国なのは日本人のどのような国民性が影響しているのか。

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