2007-05-22

5/21 ゼミの感想

福井さんのお話に、みんなすごく引き込まれていた。
みんなが心を開いて、本当に思ったことや自分の体験を語っているときには、いい顔をしていると思う。
そしてそれは、福井さんが、文化の持つ力を信じて、真摯に話してくれたからこそ。

話の全体を通して、自分なりの方向感覚をきたえることの大切さを感じた。
よりよい作品が生まれたかどうか、よりよい制度設計かどうか、そういったものは社会が判断するもので、時代の文脈に依存する。
けれども、だからこそ、自分が考えて、バランスを見極めることが重要なのではないか。
コンテンツ輸出のビジネスに関しても、同じ。出された条件を飲むという企業のスタンスを変えるべき。条件が合わないからビジネスをしないというのは失態ではない。この当たり前のことをできるようになるためには、自分なりの判断軸が必要。

特に印象に残った話は、一つは親子関係について。
「親が残してあげられるのは、資産でも作品でもなくて、真剣に生きたという姿勢」
これが今日の名言。

二つ目はイベントの成功とは何かについて。
人がたくさん入り、必ず楽しんで帰ってもらうことが一番の成功。
そして、自分がやりたい内容とお客さんを集客できる内容とのジレンマでどうするべきか。
元々興味のある人に来てもらうのも価値がある。元々興味の無い人に来てもらって、考えてもらえたら、すごい。だからこそ、できるだけ多くの人にリーチして、広報・PRを頑張ることが大切。
来てもらったら絶対楽しんでもらうこと。できるだけ来てもらえるように、プロモーションすること。
悩んで忘れかけていたことが、再び見えた気がした。

どちらもすごく本質的なことで、聞いていて胸がジーンとなった。感動した。
私も人の心を動かす話し方をできるようになりたい、と思った。

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