2007-11-01

NC: JASRAC、「ユーチューブ」楽曲の使用解禁

「出展」
2007年10月30日(火)日本経済新聞朝刊

「概要」
JASRACが管理する楽曲について、YouTubeでの利用を容認する。JASRACが示していた条件をグーグルが原則受け入れる方針を示した。当面はレコード会社など権利保有者の利用に限られる見通しだが、同サイトで初めて「公式ルート」でJASRAC管理楽曲が流れることになる。

「感想・議論点」
YouTubeやニコニコで動画を見れば見るほど、JASRACが儲かるという仕組みと認識しました。
ひとつ気になったのが、過去の動画に関しての支払いです。違法UPで多少なりとも設けているんだから(サーバー代や設備投資は内面的な問題で、権利者には関係ない)当然払うと思いますが。但し、何を根拠に支払額を決めるかは難しいと感じました。

これに伴い、EMIはYouTube上に公式ページを作っていました。
スパイス・ガールズダフト・パンクカイリー・ミノーグが既にできていました。

議論点として、著作権者の取るべき戦略と、YouTubeやニワンゴのようなサービス会社の取るべき戦略を上げてみます。

(結局の所、視聴者(利用者)にしわ寄せが来そうですが・・・)

おまけ;これに関連してドワンゴの株価が上昇しました。

1 件のコメント:

小林祐子 さんのコメント...

今後、実際に作成したアニメーターや作曲家を差し置いて、ニコニコ動画やYouTubeに放送されたアニメなどの映像をアップすることが経済の流れとなるのか?

低コストで、新たな創作活動が出来る一方で、こうしたことが、当たり前になったら良いクリエーターは育たなくなる可能性もある。

コピー商品やら海賊版のような製品が氾濫し、製作者に正当な金が入ってこない。なぜなら、これと同じことが起こるかもしれないから。そうなると誰も新しいものを作ろうとしなくなるのかもしれない。ゲーム業界にしてもアニメ業界にしてもそうだろう。

今のニコニコ動画のような風潮が当たり前のように行われたら、日本の文化は衰退していくのかも・・・!?