2007-07-20

NC: インターネット無料動画サービスの利用が拡大

7/20 Cnet Japan
<概要>
インターネット無料動画サービスの利用が拡大
NTTレゾナントと三菱総合研究所は7月20日、「gooリサーチ」登録モニターおよびgooユーザーを対象に実施した、「インターネットにおける動画配信サービスについて」の調査結果を発表。
インターネットの無料動画サービスの利用が拡大し、インターネット動画を通常のテレビで視聴することへの意欲も高いという結果が得られた。
年代別のこの調査では、テレビ放送のリアルタイム視聴の割合は、若年層ほど低く、10代では6割程度。10代ではとくにインターネットによる動画視聴の利用時間が長いという結果が出ている。
 インターネットを通じた動画配信サービスをテレビで利用したいという意向は、全体的に高く、現在インターネットの動画配信を利用していないが、今後利用意向したいという層において特に意向が高い。動画配信サービスが自宅のテレビで簡単に視聴できるようになることにより、利用層が拡大されるとgooリサーチでは予想している。

テレビとネットとの連携について、こんな記事も出ています。
<参考記事>
2007年7月13日 読売新聞
ローカル局の東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)は12日、米国の動画投稿サイト「You tube(ユーチューブ)」と提携し、番組の配信を始めたと発表した。国内地上波テレビ局がユーチューブと提携したのは初めて。
ユーチューブ日本語版に開設した専用コーナーで、東京情報を伝えるニュース番組や石原慎太郎・東京都知事の定例記者会見など3番組をスタートさせた。
MXテレビは、通信と放送の融合を見据え、放送エリア外の視聴者に情報を発信する体制の整備を目指すとしている。

<補足/感想>
顕在化している、視聴者の「放送をインターネットで見れたら…」との思いを受けてか、
実際に動き出している放送局。
中でもMXテレビは地上波放送局初の試みということで、注目すべきでしょう。
まずはコチラをご覧下さい。
・・・とのことです。(しっかり使われていますね! 笑)
見たところ、主に本放送のニュースが中心で、参議院戦関係や村上氏の実刑判決のニュースなど、
今朝には、既に昨夜のニュースが投稿されていました。
他に、石原氏の定例会見も投稿されており、ダイジェストではなく、まるまる見ることができます。

動画はいずれも音声・画像ともにいたって明瞭という印象。
昨年の竹中懇談会では、ひとつ、「国際放送」の重要性が訴えられていました。
しかし、国際放送に要する設備投資や時間、問題解決などを考えると、それをただ待つよりも、数時間後には古くなってしまうニュースなどは、どんどんオンラインに載せてしまい、世界中から見ることが出来るようにした方が賢いのではないでしょうか。
せっかく存在するツールを、可能な限りうまく活用するべきだと思います。
法体系上、ドラマやバラエティーはまだ時間がかかるとしても、ニュースや情報・教養番組など著作権処理がしやすいものなど、できるものから、このような取り組みがなされるべきだと思います。

その他、放送局ではSKY Perfect TV もYou tubeを上手く活用しています。同社は、You tube上でスポーツのハイライトシーンや新番組情報を配信。投降動画にそったPRコメントが付せられている他、バナー広告がついていたり、「続き」としてHPにリンクが貼られていたりと、しっかり自社サイトへ誘導できる仕組みになっています。

日本社会全体の利益を考えた場合、そして各企業が自社の利益を考えた場合、いずれも、関心が集まる(集客力の高い)サイトに手をつけることは有益な手段になりうると言えるのではないでしょうか。

<議論したい点>
・無料動画投稿サイトの活用術について、皆さんはどう思いますか?
・民放放送局がインターネットで無料で動画を流す場合、そのインセンティブは?

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