2007-07-19

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セカンドライフ日本語版 仮想世界に商機あり PR効果、出店相次ぐ

7月18日(水) 読売新聞 朝刊 

【記事】 
インターネット上の仮想空間「セカンドライフ」を企業PRに利用する動きが急速に拡大している。19日には、国内百貨店として初めて三越が「仮想店舗」をオープンする。著作権保護の観点からネット活用に慎重だったテレビ局も、番組宣伝などを狙って相次いで進出した。13日に日本語版のサービスが始まったことから、日本人の参加が急増することは確実とみられており、今後も参入企業は増えそうだ。

三越は19日午前10時、セカンドライフ内に「店舗」を開設する。狙いは、若者らへのブランドイメージ向上と、すでに開設しているネット上のショッピングサイトへの誘導だ。「顧客との接点を増やすことで、ネットだけでなく実際の店舗にも顧客を呼び込みたい」と説明する。セカンドライフを経由したショッピングサイトでの売上高は年4000万円を目指す。 旅行会社HISは、セカンドライフ内の「名所」にボタン一つで旅行できるサービスを提供している。自社の予約サイトへも誘導する。トヨタ自動車日産自動車は、セカンドライフ内で新車の「試乗」ができる仕組みなどを通じ、商品PRに活用している。フジテレビは6月末、セカンドライフ内に、9人のアイドルそっくりの分身を登場させた。仮想空間で握手会やサイン会を開き、ファンとの仮想の会話などを通じて番組の楽しみ方の幅を広げていく作戦だ。
テレビ東京は7月2日から8月31日までの期間限定で「夏祭り」を開催中だ。

しかし、集客に課題がある。リンデン・ラボ社は13日から、操作手順などが日本語で表示される日本語版の無料ソフトの提供を始めた。ヘビーユーザー(月に1時間以上利用)の日本人は5・5%(約2万7000人)だ。国別順位は5月の9位から6位に上がっており、日本語版のスタートで、今後参加者の急増が見込まれる。世界の参加者数は2007年末に5000万人、08年末には2億4000万人に達する見込みだ。市場規模も07年に1350億円、08年には1兆2500億円に拡大すると試算する。ただ、リンデン社の調べでは、全世界でのヘビーユーザー数は5月から6月にかけて2・5%減少している。

【感想】
著作権保護の観点からネットに慎重だったのに参入したという事で、ネットに対抗するのではなく、共存(?)して、上手く使っていこうとする姿勢が見る事が出来ると思う。
初めての4月のゼミのNews Clippingの時、日本でセカンドライフに参入する企業はいないだろうと思った。しかし、三ヶ月経って見てみると、トヨタ、フジテレビ、三越など大きな企業が新規参入している。また、メディアでもセカンドライフを特集するものなど注目を集め、自分の周りでもセカンドライフについて知っている人が増えたように感じる。世の中の動きを読むのは難しいと感じると同時にNews Clippingをしていると自分の予想と結果を知ることが出来て、自分の見方や考え方を養えるだろうと思った。

【議論】
1.三越の若者へのイメージ向上という意図はどのように達成されるのか。どうしてセカンドライフに参入することによってイメージが上がるのか。
2.三ヶ月でこのようにセカンドライフは変化したが、今後はどうなると思うか。

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