2007-07-17

ゼミの感想

 
 松原教授のお話は本当にわかりやすく、いままでモヤモヤしていたものがスッとしました。感動しました。地方局のお話では、わざとみられなくしてしまうような仕組みを作っていると聞き驚きました。本当にあり得ないことだと思いましたが、地方局の社員にとっては死活問題であり、やむを得ないことなのかと感じました。地方局が解体した場合全国に127ある放送局の社員はどうなるのでしょうか。放送業界は今本当に危機的状況に立たされているのだと改めて感じました。
 放送業界の既得権益の強さについても今回のゼミで知りました。竹中氏と松原教授の必死の改革も、新聞ラジオテレビが一体となった業界に潰されてしまう。あることないことが書かれた記事が出版される。
なぜ松原教授はテレビ局からこのような仕打ちを受けることを知っていてこの改革に取り組んだのでしょうか。自分の利益を考えれば、降りたはずです。それはきっと、おかしいものはおかしいと主張する当たり前のことを、日本にいる誰もが見て見ぬふりをしていることに疑問を覚えたからだと思います。放送業界の人も、通信の人もみんな現状に気がついているはずです。しかし、誰もがそこに触れません。日本の未来を考え、正しいことをしようという意志がここまでの改革を進める原動力になったのだと思います。
 正直に言うと今回のゼミで感じたことは、やっぱり長いものには巻かれろなのかなぁ。でした・・・。情けなくてごめんなさい・・・。日本はやはり出る杭は打たれる文化なのかと・・・。
でも、今回松原教授が休日を返上しここに来られたのはこんなことを感じさせるためではないと思います。次世代の私たちにこういった現状を認識させ、問題意識を持たせ、そして少しでも改善していく意志を持って欲しかったからだと思います。
 しっかりと勉強し、問題意識を持ち、広い視野を養っていきたいと思います。

0 件のコメント: