2007-05-12

「大企業のウェブ~」を読んで

(感想)
本の中で印象に残った点を挙げていきたいと思います。

まず、バズワードでしかないWeb2.0というのは共感するところがあります。
私自身金ゼミに入っていながら、「Web2.0」の説明をしろと言われても出来ない状況です。
恥ずかしいですが、私にとってWeb2.0は「よくわからないがなんだかすごそうなこと」に同じです。
また「オフ会」というのもオフラインで会うことというのは知りませんでした。
知ったかぶりのように知っていると思ってても、正しくはわかってないことはたくさんあります。
この点でこの本はいちいち何もネットに対して知識のない人にもわかりやすく、書かれていてそこがいい点だと思いました。

私自身、消費者参加型のものはおもしろいと感じます。
能動的、主体的作業は自分からのアクションによるものです。
自分から行うことというのは大抵がしたいこと、魅力を感じているものです。
消費者も楽しめて、企業側も広告ができるというこのシステムは非常に有効だと思います。
企業側の一方的な広告にならないという点でも優れていると思います。
p.65の「検索による顧客との出会い」というところの顧客が主体的なパワーを持つことを促進するというのにも類似する事だと思います。

この本を読むまで既存メディアとネットどちらが生き残るかというどちらかを切り捨てる考え方をしがちだったのですが、それらが共存するというのが一番現実的な結果であると思えるようになりました。
むしろこれらが「融合」した時、面白いものが出来上がるのではないでしょうか。
そして、大企業のこれまで事業とこれからのWebによるネット化の「融合」というのがとても重要なものなのでしょう。

(議論したい点)
ネット普及肯定論とネット普及懐疑論があるが、どちらを支持するか、またそれはなぜか。

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