2007-05-08

三田祭論文にむけて

 昨日、しゃべったことをアップしときます。

 前の臨時ゼミと被るのですが、今年は「ネットと既存メディア(テレビ)の将来における影響力」について勉強したいと思います。ここでは既存メディアといってもテレビに重点をおきます。

 今の時代はネットが普及して、新聞を取らないでニュースをネットで知るという人も増えています。このように新聞業界は衰退傾向にありますがテレビ業界は依然として強い影響力を持っています。今、問題となっている点で「ネットがテレビに取って代わる媒体になるのか」というのがあります。この点は私はNOです。なぜならネットは、現代のテレビという媒体に追加されたoptionだと思うからです。

 ここでラジオを例に取ります。ラジオはいまや弱い媒体です。しかし、テレビがなかった時代は強い媒体であったはずです。テレビという視覚・聴覚を必要とする媒体が存在したため、聴覚だけを必要とするラジオは衰退しました。それでもラジオは現在でもちゃんと残っています。ラジオは、車に乗っている時の暇つぶしとか、単にラジオが好きだから、といった人の需要を保ち生き残っています。ラジオは弱い媒体であると誰もが認識していても誰もラジオがこの世から無くなるなんて誰も思っていないでしょう。

 次に新聞業界を例に取ります。新聞は先ほど述べました通り衰退傾向にあります。それは現代のイギリス・アメリカをみれば明らかでしょう。新聞はネットやフリーペーパーに取って代わられかけています。しかし、アメリカでは面白い現象が起こっています。地方紙が健闘していることです。地方紙に載っているような細かいことはネットやフリーペーパーで見ることができないことがこの理由だと思います。(それがネットの欠点ですが)
よって新聞はこれから大きく衰退してもラジオ同様、なくなることは無いでしょう。テレビも然りです。テレビもこれから先、ネットに取って代わる部分がおおいにあるでしょう。しかし、一つのoptionとして残ることも明らかです。そのなかで、私は未来においてテレビが現在のように強い影響力を持つのかを研究したいと思います。

 

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