6月4日のゼミ
□NC
・2ch、ネットへの規制に関して。
ネットも幅広い影響力を持っているのだから、事後的に行政が問題に対して介入・差し止めすべきという意見も見られた。ただ、週刊誌というanalogyを適用していいのか、という問題も指摘された。
プロバイダー責任制限法に問題があるのか、判例の積み重ねを待つべきなのか。
文脈によって、+-の利益均衡が必要という結論になった。
ただ、サービスのプロバイダーがネット上の活動にどこまで影響を持つべきなのかは難しい問題であると思う。(サービスがピストルなのか包丁なのか)
今日も、いじめの動画がネットに挙げられてしまったことがニュースになっていた。削除してもまた他の人にコピーが挙げてしまう、というネットのコントロールの難しさ・秩序醸成に関する困難をどう乗り越えるかが今後の課題である。
・メディア地殻変動(トムソン・ロイター誕生)。
「価値ある情報」が二極化し、高価で専門性の高い情報と無料の情報の両方が拡大している。
コンテンツと伝送路・メディア媒体の間で多くのoptionがあり、最適化できる柔軟なmulti-layerが有効なのでは、という指摘あり。
伝統と変化への対応をどうバランスさせるかが焦点。
・SaaS
互換性・セキュリティーという課題が、市場競争によって終息するか。
ASPの時代と比べると、ブロードバンドが普及し、カスタマイズができるようにサービスの質が向上したと言われる。
どれだけ広まるかは、個人や企業・部署の内容ごとに依存する。しかし、どんどん普及していく傾向にあると言えるだろう。
□森さんとのお話
「いい製品が普及するのではなく、普及したものがいいもの」「社会にとって異物でないように見せるpromotionが大事」という言葉が印象的でした。
社会的認知から、通信が社会にどう普及していくか、innovationとマスメディアの関係、MBAなど、そのときに自分が面白いと思ったことに貪欲に取り組んでいく姿勢に、感心させられました。
自分の面白いと思う仕事を創造していくためには、柔軟性のある考えとbasicなskillを身につけることが重要だという話も印象に残りました。
どんどん変化していく時代だからこそ、ものごとの本質・構造をとらえ、たくさんの視点を持ち、柔軟に対応できることが大切なんですね。
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