ウェブ進化論
梅田望夫「ウェブ進化論」を読んで。
私は、
『表現行為が写真、音楽、映像へとマルチメディア化していった場合の
「検索エンジン×自動秩序形成システム」は存在しない』
という点に一番興味を持ちました。
存在しない理由に
①技術的な難しさ
②ユーザ側の要求の厳しさ
を挙げていました。
梅田さんの文章の中には絵画が入っていませんでしたが
文字を介さない表現行為に、絵画も入ると思うので、絵画を
例に、検索エンジンにひっかかるよう分類するにはどうしたら
よいか、私なりに考えてみました。
今現在のgoogleに
例えば、「宗教画」といれてイメージ検索をすると
実際に色々な宗教画がでてきます。
しかし、これは宗教画の絵に反応して検索されたのではなく、
絵とともにくっついている文章(誰かのブログの本文とかHPの文)つまり文字
に反応して検索されたものであることがわかります。
なぜなら、全然宗教画ではない画像もでてきて、
なんでこれがでてくるの?と思ってみてみると、本文の方に
宗教画という文字がのっているからです。
絵だけを検索するにはどうしたらいいのか?
文字ではないものの分類はどうしたらいいのか?
私なりの考えてみた分類
①色
色だけなら記号化できるだろうと思いました。
背景にこの色を使っているものでわけるとか・・
この色を多く使っているとか・・
②材料・大きさ
紙は何を使ったとか、大きさは何×何かとか
しかし、これだけでは絶対分けきれるわけも無いですよね。
さっきの「宗教画」を再び例にしてみても
何色を使っているから宗教画といった法則はなく
また
この材料だからこの大きさだから宗教画というわけでもない。
宗教画に関してだけ言えば一つ有効なのは
時代による分類だと思います。
イタリアなど、ルネサンスの頃とかその前あたりの
ある一定の時代の絵画は
宗教画がほとんどなのではないかな。
でも現代の宗教画は、かなり抽象化されているのも
あり、人によっては宗教画だとは全く思わなかったりする。
結局いまの私に有効な分類方法はわかりません。
ただ今のgoogleは文字のインプットが主流ですよね?
それにとらわれることなくインプットも文字なしのものを
いれることはできないのかなぁと考えました。
例。ある構図を元にした絵をスキャナーでとりこみ、グーグルで
検索すると似た構図のものが検索されて出てくるとか。
②のユーザ側の要求の厳しさに関しては、
ヤフーの人を介したやりかたがあると述べられていましたが、
絵や映像(映画)のように人によって趣味が大きくわかれるよう
なものを、どうやって石か玉かを分けるのか。
という点に疑問をもちます。
まとめると
人が、文字を介さず、絵や映像や写真をみて
一瞬で感じる雰囲気、印象といった空気のようなものを
テクノロジーは理解するのか
ということです。
かなり私の頭の中で考えてみた部分もあるので
間違っているとか、もっと進んだ考え方があるとか
ありましたら、みなさん教えてください。
☆議論したい点☆
表現行為がマルチメディア化していった場合の
検索エンジン×自動秩序形成システムについて
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