米グーグル、ネット広告大手のダブルクリック買収
(少し前の記事になりますが、ゼミで触れておきたかったので…)
{記事概要}
「検索最大手の米グーグルは13日、インターネット広告大手のダブルクリックを31億ドル(約3700億円)で買収すると発表。同社の技術を利用して画像などを使った広告を強化するほか、顧客のすそ野拡大を目指す。ダブルクリック買収にはマイクロソフトも名乗りを上げていたとされ、グーグルが競り勝ったことでネット広告市場での優位性が一層強まりそうだ。」 (2007年4月14日/日本経済新聞夕刊)
{補足}
・今回の買収額は昨年秋の動画共有サイト「ユーチューブ」の(16億5000万ドル相当)を上回る額であり、グーグルとしては過去最大の企業買収となる。
・ ダブルクリックは 4日、ネット広告市場 (DoubleClick Advertising Exchange)を創設すると発表。
ネット上で広告主や代理店、広告媒体が広告の売買を容易にできるようになるとしている。
{感想・論点}
オンライン広告関連の大手2社が統合することにより、近年急激に伸びているオンライン広告市場に拍車がかかることが予測される。
両社の不得手とする分野や強みである分野を補完・共有できるようになることは、オンライン広告分野のあらゆる面での「改良」が期待できるだろう。
市場拡大、効率化に向けた様々な取り組み…こういった激しい動向において、
①従来からの懸念事項、「ネットが大手メディアに与えるインパクト」は急速に拡大すると考えられる。そんな中、メディアは今後どう取り組んでいくのが賢明なのか改めて議論したい。
②オンライン市場の拡大、追随するメディア…この動きの中で考えられる新たなビジネスチャンスはとは?
③私たちは、オンライン広告分野が勢いを加速することへの問題意識も忘れてはならない。
例えば、ターゲティングの為のユーザーの行動追跡について。
以上、議論してみたい。
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