IT、ネットへの人々の意識
(出典)
2007年5月1日 朝日新聞(朝刊) 19ページ「科学発展に期待と不安」
(記事の要約)
朝日新聞社世論調査でこのような事がわかった。
「テレビ」「新聞」「雑誌や書籍」を最も信頼する手段として選んだ人は32~21%。インターネットは11%と一段劣るが、20代ではテレビや新聞と肩を並べているという事実だ。IT(情報技術)やインターネットではかなり男女で意識の差がある。IT(情報技術)の進歩については「ついていきたい」が50%、「それほどでもない」が45%と二分。女性では「ついていきたい」人は、40%にとどまっている。また、インターネットでも、「使っている」が57%で、「使っていない」43%。男性は「使っている」が67%で、「使っていない」33%を圧倒的に上回るが、女性では各47、53%とほぼ同じ割合。
(感想)
先週の臨時ゼミでこれからメディアはどうなっていくのかという話をした時に、前提として今の社会では既存メディアに信頼が置かれるのは権威があるからという話があったと思います。実際その通り「テレビ」「新聞」「雑誌や書籍」にもっとも人々の信頼が置かれています。しかし、20代においてはネット信頼が既存のメディアであるTV並みであったということに驚きました。20代がそうなのだったら、小さい頃からパソコンに慣れ親しんでいるその下の代はテレビよりネットの方に信頼を置いている可能性だってある。実際、ネットへの信頼は高まっているという事を知らせておきたいと思ってこの記事を選びました。また、これは「若者の活字離れ」というものにもつながりがあるのではないかと思います。インターネットというメディアの方が他メディアより身近なものになってきているのかもしれません。そして、今回考えていきついたのですが、ネットへの信頼が他メディアより低いというのはネットが個人的な行為だからだと思います。「誰もがこの情報を見聞きしている。」、「皆と情報を共有している。」という意識が持てないのではないかと思います。広頒性はある一方で実感がわかないのが問題だと思います。
なぜこんなにも男女差があるのかが不思議です。女性は全体的に科学の進歩に否定的。理由はインターネットは使用しているかいないかということに結びつくのかなと思います。どうしたらこのデジタル・デバイドは埋められるのか。女性においては半数以上の人がインターネットさえ使っていないのです。インターネットが今後どうなるかというのは人々が可能性を感じられるかどうかということだと思うので、いかにこの意識や利用を変えるかという事だと思います。
(議論したい点)
- ネットへの信頼はなぜ低いのか、一方でなぜ20代でネットへの信頼が高まっているのか(前回似たようなことをやった気はしますが・・・)
- なぜ女性の方がITに否定的で、インターネットを使用していない人の方が少ないのか?
- 半数の人がインターネットさえ使っていない現在、デジタル・デバイドは埋められるのか?
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