2007-08-04

経済産業省訪問

☆経済産業省
産官学の3つの立場の人々をそろえ、コンテンツをテーマにディスカッションした。
省庁と言うのは、「規制」と「振興」というように2つに役割をわけることができ、経済産業省メディア・コンテンツ課というのは、後者の「振興」の役割を果たす部門である。
「振興」というのは、具体的な達成値をだすのがむずかしい。
しかし、政策が有効なのか、また成功なのか失敗なのかなど、具体的な正当性をだすということをしなければ、メッセージを伝えることができない。

印象に残ったのは、経済産業省ができることって実は少ないという言葉だった。結局メスをいれても血を流すのは制作会社で、より弱い者へのしわよせになってしまうに過ぎないという内容の話だ。
私は、マクロに整備をしてもミクロの部分では困ることになるのか、なるほどーと聞いていた。

何かを変えたほうが良い!と感じても、現実にあわせて考え、適応させるうちに勢いが減速してしまうということがやはりあるのだろう。

いち学生の私からは、多少非現実的だがクリエイティブな意見も、現実をみこしたうえでのクールな意見も言うことはできなかった。
何かをやりとげるときには信念のようなものが大切というひとがいるが、多少の困難があってもへこたれないような強い信念を持つ動機が、今の私にはない。自分はからっぽで、コンテンツ業界やメディアに対して強い気持ちをもつほどに達していない。だから、意見を言うときに自分は一体どんなスタンスでものをいうべきなのか迷う。
でも、何かこうしたいという思いがなければ、クリエイティブな意見もただの生意気になるし、クールな意見も現実に甘えているだけになってしまうのではないか。
とにもかくにも、自分の意見って何かなと考えた日でした。

☆パーティー
ゲストがたくさんきてくださって、とても盛り上がった。
どのゲストの方も素敵でした。古川さんは、思考がとても自由な方で、良い意味で子供のようなところが残っていました。本当にありがとうございました。

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