2008-01-08

ゼミの感想(市場を創る)

 市場を創る 11章から14章


 一番興味深かったのは排出権取引。中学生の時から、これからは環境ビジネスだ!と思ってました。(笑)
みんながやりたがらなくて問題になっていることも市場ベースに設定すれば解決できるのだとわかりました。
経済と環境って相反するものだと思います。経済を優先すれば環境は悪くなるし、環境を優先すれば経済は悪くなる。これはそもそも経済が大量生産大量消費で成り立っているからですね。
 某国の大統領は経済を優先した政策ををし、世界から反感を買っていましたが、政治家にとって経済を優先するのは当たり前だと思います。なぜなら、経済の痛みは即時性がありますが、環境の痛みはジワジワとくるために気がつかないからです。経済をうまく成長させて、環境を保護する。これはある意味パラドックス的なものだと思います。でも今、これが求められている。だからこれからは環境ビジネスだ!と思います。
 国単位での排出量削減は京都議定書などで前から耳にしていたのですが、企業同士が排出量取引をしていることは最近知りました。
国全体で何%かの二酸化炭素削減が世界の会議で決まる。各国が自国の各企業に削減量を命じる。各企業はこの削減量を取引しあう。この取引も、日本国内だけではなく海外の企業とやり合うことになると、さらに複雑になるでしょう。お金のある企業は削減ノルマを売買で達成するが、国としての削減ノルマは達成できない。これでも世界規模としては削減できるからいいのでしょうか。
 ただ排出量を削減するのではなく、排出した分だけ木を植えるというのもあるでしょう。植える木も、海外の企業に頼んでしまうことも可能だと思います。植林取引市場も熱くなってくるのではないでしょうか。
この分野は個人的に勉強したいと思います。

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