ゼミの感想
NC
2ちゃんねるの匿名性に関する問題はかなり奥が深い問題だと思うので今後意識して考えていこうと思う。
2ちゃんねるの特徴を大きくまとめると
- 完全な匿名性
- オールカテゴリーが集合する巨大情報提供サイト
匿名でどんなに信憑性がないことも、注目を集める記事であれば一瞬にして世の中に出回ることができる。それをサポートするのが全てのカテゴリーが1点に集中している特長だ。以上の2点にはこのような相関性がある。2ちゃんねるの問題を考える際、1.匿名性の問題、2.情報の一転集中の問題を考えたうえで、どのように犯人を突き止めるかというプロセスを明確に作らなければならないと思う。
1の問題に関しては単に匿名性ではなく、実名にすればよいという二元論ではない。両方に一長一短があるからだ。ただ、管理者と利用者間での匿名性と実名性とで区別すべきだと感じる。例えば、2ちゃんねるに書き込む際にはまず、ユーザー登録を行わなければならないというような仕組みである。そうすれば、事件が起こった際に捜査をしようとすれば出来るし、掲示板の匿名性によるメリットも保たれる。少々、反発は出るとは考えられるが、いじめや自殺の温厚となっている2ちゃんねるの現状を考えれば妥当であるのではないか。また、金先生がおっしゃっていた捜査にかかる金額もこれで縮小できる。このまま、ネット上のバイオレンスを野放しにしておいては、利用者の安心は確立できない。ユビキタス社会を実現する為にも一刻も早くこの問題に取り組まなければならない。管理人と利用者の匿名・実名が分けるというのはきっと議論にも出ていると思うのですが、それが実行されてない理由があるのならとても興味があるので教えてください。
森さんの講演:
とても充実していました。創造性は受け取る側のコンディションによって異なり、創造性に含まれるNewとMeaningfulの「Meaningful」を戦略的に受け取る側に伝えることでただの石ころがたった一つの宝石に変わるというお話は特に面白かった。なんというか遣り甲斐を感じるお話でした。新しいコンテンツが出てきた際に、どのようにプロモーションしていくか・・・その重要性をしっかり感じることが出来ました。例えば、村上隆のアメリカでのヒットは、あのポップな絵に日本の文化と歴史をうまく盛り込み、巧みにプロモーションしたことによってヒットが生まれました。日本ではただのオタクの作品がMeaningfulであるということを、適切な場所(アメリカ)で適切な時期(戦後60周年くらい)にで巧くプロモーションすることによりCreativeな作品へと変わったということです。今後、Creativeだといわれるもの、もしくは人がその時に感動するものの「New」の要素と「Meaningful」の要素の両方を考えて捉えていきたい。そうすることによって、(願わくば少しは)自分が作品をいつかプロデュースする機会、または宣伝する機会に恵まれた時にかなり強いのではないかと感じる。
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