2007-06-07

6月4日ゼミの感想

News Clipping

2ちゃんねるに関するお話がありました。
単純に規制といっても、非常に難しいと思います。
まず、削除に関するものですが、西村博之が独自のガイドラインに沿って書き込みの削除を行っています。しかし、裁判所の判決に基づけば、彼の削除基準は法的には不十分なものであり、罰金も課されています(ただし払ってない)。
「死刑になるのなら払う」ということは罰金が払われることはないでしょう。
そもそも彼に罰金を支払わせることで問題が解決するのならとっくの昔に解決できるであろう問題だとも思うので、罰金自体に重大な効力があるとは思えません。

そうすると現状の不明瞭な罰則規定でなく、より厳重な法整備がやはり求められるのだろうなと思います。
ただ、書き込み内容に対して国家権力が絡むと必ず「検閲だ」という議論が浮上してきます。

ネットがらみの法整備に関してはその道の専門家の不足と判例の少なさが判断を鈍らせる要因なのだろうなと常々思ってます。

この点に関する個人的見解としては、特に大きな罰則規定を設ける必要はないと思います。

2ちゃんねるの情報のプラットフォームとしての機能(全く見ない僕が言うのもなんですが)は見ている人にとっては捨てがたいものであろうかと思われますし、情報の「数」でマス媒体に対抗できる数少ない手段なので、今後も動きを見ていきたいなと思うという一面もあります。

改めて、情報リテラシー能力がますます求められる時代になっていくのだろうなと思います。
根本的なリテラシー能力格差がよりいっそう浮き彫りになってしまうなという印象です。



森さんとのセッション

森さんのお話の中の「本当の“面白い”物事」という単語と「今面白いことが必ずしも今後面白いことではない」という言葉が印象的でした。
当たり前のことのようで、就職活動を控えた身である自分がこれから目先のことに集中しすぎて忘れてしまうことがあるかもしれない言葉だなと思っていました。

本当の面白いに出会うこと、そしてその場面場面による自分にいかに投資できるかが重要なんだなと再認識しました。

どの場面で自分への投資を別のベクトルに向けるか、決断力。

あとは、passionですね。
情熱をもって活動に参加していきたいと思います。

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