2007-10-11

SaaSの次はPaaS?日本もSaaSプラットフォーム化が進む!

【タイトル】汎用基盤使うSaaS提供の動き強まる 大手セールスフォースはForce.comを発表

【出典】日経コンピュータ(2007年10月1日号)

【概要】
SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)の普及が広がる中、SaaS専業最大手の米セールスフォース・ドットコムがソフト会社支援の新施策を発表。今後アプリケーションをSaaSで提供できるようにする為のプラットフォーム技術の拡充を発表し、「seles-force Platform」から「Force.com」に改称し、Visualforceを付加した。つまりどうなるかというと、どんなアプリケーションでもSaaSで開発することが可能になった。またForce.comはSaaSだけではなく、「プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)」を提供していくと宣言している。日本でもセールスフォース日本法人などの取り組みに加え、日本市場では国内事業者によるプラットフォーム作りが進みつつある。通信事業者もSaaSのプラットフォーム化に注目しており、SaaS向けのメニューを大手キャリアは年内にも用意する予定。これらの動きと並行して経済産業省では今年9月に零細・中小企業のIT活用を促進する為にSaaS基盤の設備の計画を立ち上げた。08年度の予算を確保できれば、早ければ09年1月にはテスト稼動し、4月には本格的サービスを展開したい考えだ。

【感想】
 SaaSのプラットフォーム化が日本でもBtoBにおいて進みつつある。今後BtoBだけではなく、BtoCにもSaaSが「当たり前」になりカスタマイズされた情報が整理されれば、自分の欲しい情報しか得ることがなくなる。それが実現した時、現在のマスメディアはどうなるのか、そして社会はコラボレーションしていくのか、それとも各個人・法人がカスタマイズされた個別の情報を得ることで分離していくのか・・・ということが気になりました。ウィキノミクスでもコラボレーションの重要性が指摘されていただけに、情報のカスタマイズが本当にコラボレーションを促進するのか疑問です。
参考までに、EPIC見たことない人見てみてください。
クリック↓
http://probe.jp/EPIC2014/

【わからなかったところ】
PaaS:SaaS(Software as a Service)のアーキテクチャーを基に、CRMにとどまらないアプリケーションの開発環境をオンデマンド化したもの

【議論したい点】
情報のカスタマイズが社会に及ぼす影響とマスメディアの今後の役割について。

3 件のコメント:

小林祐子 さんのコメント...

「SaaSって何!?」と記事を読み始めたとき思いました。初めてこの用語をしりました。PCにあまり強くないので記事内容がすんなり読み込めなかったので、授業でより理解を深めたいと思います。

佐田 雅弥 さんのコメント...

http://www.idg.co.jp/expo/saas/index.html
こんなのあるので、興味があったらor就活に疲れ果てたら行きますかw

SaaSの普及で一般的に「自分の嗜好するものが常に手元にある」ようになれば、情報の整理もしやすく、またそこにビジネスチャンスが生まれていくので、魅力的であると思います。
身近な似たような「情報のカスタマイズ」でいえばiGoogleがそういったものでしょうか。
カスタマイズされた情報の組み合わせ等を管理することができれば、そこに広告を出すことも可能になります。あぁ、また魅力的な枠が生まれた…という感じでしょうか。

より「個」が強調されていきそうなので「マス」メディアは今よりも苦しさを増しそうですが、それはそれとしてonlineとofflineの差別化がより顕著になるだけじゃないかと思います。
「onlineにあるけど、offlineにはない」もその逆もあるわけで、人々には情報の使い分けが個々人で求められる時代が到来するのだなぁと改めて感じます。

金山亜衣 さんのコメント...

 SaaSもPaaSも最初はまったく分かりませんでした。記事を読んでも何か技術的な話をしてるのかと思っていましたが、以前ゆりなさんにigoogleがそれだと聞いて、身近なところにSaaSは存在していて驚きました。 これこそインターネットの能動的側面が強調されるとおもいます。
 EPICにあるようなDailyMEのような情報のカスタマイズは情報操作が起き悪影響をもたらすのではないかと思う人も多いでしょいうが、私はそれはないと思います。ウィキペディアが書き込み、編集をした人のIPアドレスを公開したように自浄作用のようなものが働くのではないでしょうか?