10月8日(月) ゼミの感想
論文で知財本部を扱っていることもあり、知的財産権に関する講義が印象に残っています。
創造のインセンティブとそれを利用することに対する意識の間でのバランス問題の重要性を再認識しました。ただ現在は著作権を中心に創造側の立場を保護する動きが強まり、その利用や新たな創造活動に抑制がかかっているように感じられるシーンが所々で見られます。行き過ぎた著作権侵害訴訟や保護機関延長の問題も含め、消費者側が厳しい立場にむしろ置かれているのではないでしょうか。「アイデアはローソクと同じである」という共有が物事の価値を高めるとした考え方には非常に共感できる部分が大きく、価値の要素となる希少性もそれを消費(共有)したいという消費者側のモチベーションがあってこそ実現されるものだと思います。人々の認知や興味が無ければ、そのアイデア自体誕生しなかったことと同じであり、消費者側の重視を含めて、双方のバランス感覚が今改めて必要であるように思えます。
政府-市場の関係についても論文では改めて考えなくてはいけないと感じました。
金先生の知識量とそこからの応用力にびっくりした一日でした。
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