2008-01-11

2008年、金ゼミスタート

2008年一発目となる1月7日の金ゼミは、ゼミ生の「今年の抱負」でスタートした。
就職活動を控えた緊張感ある3年生、
主体となる年として意欲に燃えている2年生。
しっかり前を向いた答えの数々に「さすが!」と思う反面、なんとなく少し寂しさのようなものを感じたのは私だけだろうか。
「自らのより具体的で明確な目標を掲げ、
       その実現に向けて着々と準備を重ねる」
…その賢明さを頭では理解しつつも、どこかで
「無駄なことだって、あってもいいじゃないか」と思うのだった。(私自身が天真爛漫で奔放な面を脱しきれない子どもだからかもしれないけれど。)

~市場を創る~
特に情報の力の大きさ、価値を感じる第13章が印象的だった。
市場での取引においても、意図的に市場を封じて行なわれる企業内取引においても、それそぞれにおける関係者が自らの利害を考えた際には、正しい情報をいかに低いコストで得られるかが鍵となるのである。そして情報が価値をもつほど重要となるのが、情報を提供する仲介者の存在である。
私たちのレベルに話を落とすと、インターネットの力やそこに集うユーザーの集合知により、いまや私たちが物を買ったり、簡単な株取引をするくらいのレベルで必要な情報はずっと容易に得られるようになっている。このことを踏まえると、将来的に情報の仲介者の役は低下するのではないかといった考え方もできるが、一方で私は、そういう時代だからこそ「信頼できる情報」を提供できるプロの仲介人の存在が重んじられるようになるのではないかと考える。

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