2007-12-12

市場を創る


三田祭論文で
「市場」について行き詰まってしまったところがあったので
今回の輪読は、とても有意義でした。
経済学部で良かったと、久しぶりに思いました

まず
面白かったのは「取引費用」の考え方です
行われる取引の実際の価値とは無関係なところで資源を消費する、という概念が新鮮でした
また、市場の人間の行動を上手く説明できる概念だと思います
ボトムアップ、トップダウン、特許などの項目も有意義でしたが
私的には、「需要の弾力、非弾力」という概念がとても面白かった
第三章のp.48では、医薬品は価格に対して悲感応的であると書いてあり、
ある意味あたっていると思うが、考え方によっては間違っているとも言えると思う
命に関わる医薬品の取引では、消費者は持っている全ての資産を払うかもしれないし
各個人の資産には違いがあるとすれ、仮に、資産に対して90%のお金が、
その医薬品に払える限界だとする。
その資産比に対する、支払える限界は、個人によって違いがあるかもしれないが
私見では、かなり収束すると思う。
むしろ、コンテンツのほうが、個人が払える限界の金額には、ばらつきがあるであろうから
需要に対して非弾力的とも言えるのではないか、と思った。
。。。もちろん、現実では、医薬品は、個人が払える限界の金額で売られているわけではないから
医薬品のほうが、価格に対して、ずっと非感応的であるのだが。。。。

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