市場を創る 1章~5章
今回は「市場を創る」の第一章から第五章までを輪読しましたが、その中でもいちばん印象的だったのは、第五章です。特に、『巨額の費用をかけてコマーシャルを行うこと自体が、その企業のその製品に対する自信を主張しているのだ』という記述が興味深かったです。『How to say』ではなく『What to say』だということはよく耳にしますが、それ以前に広告を打つこと自体が重大な意味を持つというスポンサー側に立った意見は新鮮でした。
しかし、その主張を向けている対象を無視してはいけないと思います。どんな製品も消費者のためにあり、どんなメッセージも受信者のためにあるように、どんな広告も視聴者のためにあると思います。視聴者の立場に立てば、製品の『存在』のみを知らされても何の意味もなく、製品の『良さ』を伝えてほしいと思います。いわば、CMはその製品の30秒自己PRです。『新製品出ました!』というCMは、私が自己PRで所属と専攻を言うぐらい無意味です。『以前の製品とどこがどう違うのか』を伝えるべきであり、『存在』を伝えるべきではないと思います。
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